トップ Leaders 熊本のトップ群像 (医)堀尾会 熊本託麻台リハビリテーション病院
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(医)堀尾会 熊本託麻台リハビリテーション病院  
 平田 好文  (ひらた よしふみ)

  病院長
プロフィール
熊本市出身、1951(昭和26)年5月生まれの62歳。熊本大学医学部卒。下関厚生病院を経て、サンフランシスコで神経放射線の研修。94年医療法人堀尾会熊本託麻台病院に勤務。2008年病院長就任。日本脳神経外科学会専門医、日本リハビリテーション医学会専門医、認定臨床医。座右の銘は「継続は力なり」
「リハビリテーションマインド」で最高の医療を提供
 熊本託麻台リハビリテーション病院は、熊本市中央区帯山の熊本赤十字病院の隣接地に新築移転し、昨年5月1日に開業した。病床数は142床と同じだが、回復期リハビリテーションを58床から94床に増やした。
 「生活の再構築をテーマに、患者が自宅に帰ってからの生活が想定できる造りにした」と話す平田病院長。病室を自宅、廊下が道路、リハビリ室が公園と一つの病棟を町内と見なし、自宅と近所の環境をイメージした設計を実施した。急性期患者の医療安全も考慮して、移動が少なくて済むように病棟にある3フロアそれぞれにリハビリ室を設けるなどあえて非効率な造りにした。「患者目線が一番大切。病院にとっての不都合は、患者にとっては好都合」と話す。
 「リハビリテーションマインド」を重視する平田病院長。「心のケアがないと在宅復帰しても、前向きで生き生きとした生活が出来ない。先に心の治療があり、身体的なリハビリが可能になる」と話す。「すべてのスタッフがリハマインドを持つ必要がある」とフロアマネージメントを取り入れチーム医療の向上とスタッフの成熟度を上げている。
 「より回復期リハビリテーションの専門性を高めていき、地域の患者のニーズを先取りした機能と組織で、質の高い医療を提供していく」と最新の施設で、患者に寄り添う最高の医療を目指す。
〒862-0924 熊本市中央区帯山8丁目2-1 TEL096(381)5111(代) http://www.horio-kai.or.jp
設立/1977(昭和52)年8月 理事長/堀尾愼彌 病院長/平田好文 診療科目/リハビリテーション科、脳神経外科、神経内科、整形外科、内科、消化器内科、循環器内科、小児リハビリテーション科、ペインクリニック外科 病床数/142床 職員数/270人 関連施設/尾ノ上託麻台診療所、介護老人保健施設高齢者支援センターコスモピア熊本、介護老人保健施設総合ケアセンター第二コスモピア熊本、指定居宅介護支援事業所居宅サービスセンターコスモピア熊本、指定訪問介護事業所ヘルパーステーションコスモピア熊本、指定訪問看護事業所訪問看護ステーションコスモピア熊本、熊本市高齢者支援センターささえりあ尾ノ上(熊本市東1地域包括支援センター)、アメックス熊本(補装具、福祉用具等)、コスモピア益城(居宅サービスセンター・ヘルパーステーション・訪問看護ステーション)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2014年2月28日発行分)の掲載内容です。