ＴＡＫＡＳＵＧＩ��  
 平島 孝典  （ひらしま　たかのり）

プロフィール

1950（昭和25）年1月23日生まれの65歳。福岡県久留米市出身。98年に熊本タカスギを設立。2008年、今後の事業展開へ向け、社名をＴＡＫＡＳＵＧＩ�鰍ﾉ変更。同年9月に久留米支店、2010年9月に福岡店を開設。趣味はゴルフ

顧客満足度高め、5年後に年商80億円へ

　「今後は次の消費増税を見据え、社員教育を含めた強い組織づくりに注力したい」。平島社長は語る。
　今期は熊本と福岡・久留米で宅地分譲を積極展開したほか、本社注文住宅事業やリフォーム事業も好調に推移。全体で１９０棟、今期売上は53億円を見込む好業績になりそうだ。また、昨年は新機軸の住宅コンセプトを打ち出した国産無垢材「緑の柱」で建てる「ハウスガードシステム」を導入した。これは高い防腐・防蟻効果を長期間に渡って持続させる「緑の柱」を住宅の構造部材に使い、新築時の耐震性能を保ち続ける住宅システム。カビやダニを抑え、アレルギー症状防止につながる「ＦＦＣ免疫住宅」、耐久年数約60年の高性能外壁材「パワーボード」を使用しているなど、環境と健康にやさしい住まいだ。
　２０１５年度から始まる中期経営計画では19年度の年商80億円、社員数１２０人を見込む同社。東京商工リサーチが、前年からの売上伸び率をもとにランク付けする13年度の「元気印企業」では県内４位、住宅メーカーでは堂々の第１位に輝くなど、経営計画の実現へ強い会社づくりは着々と進んでいる。「会社設立後初めて、『感動をお客様とともに』へ企業理念を改めた。顧客満足度をさらに高め、会社の成長につなげたい」。平島社長は決意を新たにする。