�潟qューマン  
 工藤 正也  （くどう 　 せいや）

プロフィール

合志市出身、1956（昭和31）年2月25日生まれ、59歳。熊本工業高校卒。「スピード」をモットーに社業に取り組む

“ものづくり”の基盤を強化

　半導体、半導体製造装置、精密機器、輸送機器など製造業を中心に技術力・人材力でサポートしている�潟qューマングループ。本社に３つのクリーンルーム（自社製造工場）を備える同社は、各種産業用装置の設計、製作、据え付け、立ち上げまでを一貫して行う体制を構築。和水工場では最新のマウンターを導入しての電子基板の製造をはじめ、静電気による電気ストレスへの耐久性を測定する半導体のＥＳＤ検査などを行っている。
　３月１日には、半導体分野などに特化したエンジニアの派遣業務を行っていたトレジャーオブテクノロジー�鰍�ヒューマンに吸収合併。「事業分野が重複する部分が多くなったので再編した。” ものづくり“の基盤強化を図り、付加価値の高いサービスを提供したい」と工藤社長。また、昨年の横浜サテライトに続き、２月には関西事業所を開設し、営業エリアの拡大にも力を入れる方針だ。
　同社を含む熊本に拠点を置く機械加工メーカーなどで組織する「ＭＩＫＩ―５００」（会長＝工藤社長）では、大手自動車メーカーなどに対して商談会などを開催し、具体的な交渉につながる事例も出てきている。工藤社長は「各会員企業の強みをアピールできる機会であり、開催させていただいているメーカーにも好評。今後も連携を強化したい」と話している。