�潟с}ックス  
 茂森　拓  （しげもり　たく）

プロフィール

東京都出身、1964(昭和39年)12月9日生れの50歳。日本大学農獣医学部卒。95年4月�潟с}ックス入社、99年4月営業本部長兼住宅部長、6月取締役就任。2000年6月常務取締役、03年4月代表取締役専務、管理本部長兼経理部長兼プレコン製品事業部長。14年4月同社代表取締役社長及び�鞄喧kヤマックス代表取締役社長就任。趣味はゴルフ

東京五輪、復興支援事業などへ布石着々

昨年４月の社長就任からやがて１年、「自然体を旨に専務時代と変わらず現場を飛び回る毎日で瞬く間の１年でした。」と多忙な日々を振り返る。
　景況感は、総じてアベノミクス効果が持続する中、上期は公共事業の受注が遅れ気味で前年を下回っていたが、下期には活況を呈し、年度決算ではほぼ計画通りの好決算で着地しそうだ。東京五輪においては選手村となるアパート群で使用されるコンクリート製の床板（６０００戸）の全量受注を目標に掲げている。
　また今後は、交通網の再整備など新旧のインフラ整備も本格化するという。さらに、超高強度コンクリート製品の実績と技術を生かし、輪郭を見せてきたリニア中央新幹線計画に対応できる製品の提案も視野に入れている。　復興支援事業に取り組む東北ヤマックスでも、被災した海岸の消波ブロックや防波堤の工事がたけなわで、防災集団移転による大規模な土地区画整備事業も進んでおり、今期の売上高は前年比倍増の約25億円を見込んでいる。地元の九州地区でも大学や病院等の建て替えが相次ぎ安定受注をキープしており、「今後は業界間でアライアンスを組み潜在力の高いエリアで市場開拓を図っていく」と新たな地域展開を睨んでいる。