Leaders 2015熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 米澤 房朝  (よねざわ   ふさとも)

  社長
プロフィール
合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、71歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は「冬来たりなば、春遠からじ」。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。 自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある
中身の充実した商品とサービスを
 「眼鏡は医療器具。これからもお客様に安心信頼される商品と、知識・経験・技術を生かしたサービスの提供に取り組み続けていきます」と話すのは潟ネザワの米澤房朝社長。
 昨秋には鹿児島市に国内眼鏡生産シェア9割以上を占める福井県鯖江市の眼鏡を専門に販売する「さばえめがね館」を福井県眼鏡協会と協力してオープン。鯖江産の眼鏡は、匠の技による高い品質を特徴としており、100年以上の歴史を持つ。米澤社長は「国産眼鏡の魅力を伝え、眼鏡業界を活性化させたい。今後は鯖江眼鏡の専門店を九州各県に1店舗ずつ展開したい」と抱負を述べる。
 検眼器の前に立ち米澤社長は「私も18歳から現場で検眼器の前に座り、お客様と接しています。当社は技術と知識経験が強み、お客様が日頃身に付ける眼鏡だからこそ、お客様がどのような生活を送っているのかを会話を通じて汲み取り、お客様に一番合った眼鏡を提案することが大切だと思っています」と語る。
 眼鏡専門店として地域に根差し、眼鏡本来の機能と顧客起点に立った眼鏡選びを追求している。現在改装中の本店が3月中旬にリニューアルオープンする。「リニューアルを機に創業当時の原点に戻り、中身の充実を図りたい」と更なる成長を目指す。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38 TEL096-381-6606 http://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器等の販売
売上高/114億円 従業員数/855人 店舗数/172店舗(九州各県・山口県) 関連会社/潟hウ.ヨネザワなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。