Leaders 2015熊本のトップ群像

金剛  
 田中 稔彦  (たなか としひこ)

  社長
後列左から五女・鶴田眞利子(テディベア作家)、三女・柴田智子監査役、二女・谷脇美代子(ホテルサンルート熊本社長)、長女・宮 由志子取締役 前列左から四女・田中浩子取締役、田中稔彦社長、谷脇源資会長、谷脇ユミ子相談役
後列左から五女・鶴田眞利子(テディベア作家)、三女・柴田智子監査役、二女・谷脇美代子(ホテルサンルート熊本社長)、長女・宮 由志子取締役 前列左から四女・田中浩子取締役、田中稔彦社長、谷脇源資会長、谷脇ユミ子相談役
プロフィール
佐賀県伊万里市出身。55歳。熊本大学工学部卒。1982年熊本県民テレビ入社、02年報道部長、08年6月営業局次長として退社。同年8月金剛鰍ヨ、09年4月副社長、同年10月から社長就任
空間づくりから価値づくりへ
昨年9月期の決算では、売上高80億5500万円で前期比3・9%増、経常利益で同13・4%増の1億5200万円の増収増益を記録、社長就任以来、5期連続の経常黒字を達成した。要因については「既存の事業を着実にこなしながら新領域へも果敢にチャレンジした。そのバランス配分がうまくできた」と社長就任以来の構造改革が定着し効果が出始めていると分析。特に新領域では海外事業の強化を狙いグローバル事業室を新設、昨年秋には台湾・高雄市立図書館に、12月にはシンガポール国立大学自然史博物館に移動棚を1800台納入した。さらに内閣府が推進する研究開発事業「SIP(戦略的イノベーションプログラム)/革新的設計生産技術」に産業技術総合研究所、東京大学、製造科学技術センターとの共同提案が採択。テーマは「チーム双方向連成を加速する超上流設計マネージメント/環境構築の研究開発」。イノベーションを創造し易くする空間と手法の開発を目指す。金剛は近未来型の会議室の開発を担当する。4年後の完成を目指すという。「国家プロジェクトの一翼を担わせて頂くことは有難いこと、当社でも” 空間づくりから 価値づくりへ“のビジョンのもと、人が求める価値を追求するプロ集団を目指したい」と新たな展望を語る。
〒860-8508 熊本市西区上熊本3-8-1 TEL096(355)1111 http://www.kongo-corp.co.jp/
創業/昭和22年 資本金/6000万円 事業内容/オフィス、文化施設関連設備の製造・販売 売上高/80億5500万円(2014年9月期) 
従業員数/300人 関連会社/潟Pイ・ティ・エス、潟Rンゴー測器、褐莓ニ屋、樺J脇ビル、潟Aスカ、潟zテルサンルート熊本
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。