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Leaders 2015熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、53歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年潟Gイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東営業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」。
桜町再開発、カウントダウンへ
 桜町再開発もいよいよカウントダウン。既存施設の解体工事は今年8月からスタート、来年8月に新施設の本体工事に着手し、2018年秋に再開発ビルの完成を計画している。県民百貨店が2月末、センタープラザが3月末、熊本交通センターホテルと駐車場が6月末に営業を終了する。組織体制としては、九州産交ランドマークを、再開発を推進する現会社と飲食、物販を行う新会社九州産交リテール社の2社に分割、業務領域を専門化して陣容の強化を図った。新施設の誕生を睨み、ビル、プロパティ、タウンマネジメント(3M)の見地から最先端の運営ノウハウを学ぶため社員を東京・大阪の商業施設へ出向させる計画で、飲食分野では新しいFC展開なども模索している。
 バス事業では、厳しい路線バス運営も限界点と、今秋から3カ年計画で利用者数に応じた運行形態の転換、拠点移設、乗換拠点新設などによる「ゾーンバスシステム」の導入で幹線路線の維持を目指す。
 旅行事業は、阿蘇山の噴火でロープウェイが運休するなど逆風下にあるが、GWのバンコクチャーター、にっぽん丸チャーター、さらに日本一周バスの旅など高付加価値の企画商品は積極的にセールスしていく。「4事業の閉鎖で売上は減少するが、新たな事業展開に向けたウオーミングアップをしっかりこなしたい」と次のステージを見据える。
〒860-0805 熊本市中央区桜町3-10 TEL096(325)8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※2006年4月1日から九州産業交通ホールディングス鰍フ持ち株会社の下、九州産交バス梶F一般乗合旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、ホテル事業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク梶Fターミナル事業、商業施設賃貸業、駐車場事業、レストラン・売店事業、商事事業の3社に分割。 資本金/10億6500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高251億円(2014年9月期グループ連結) 従業員数/1,830人(グループ全体)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。