熊本交通運輸��  
 住永 金司  （すみなが　きんじ）

プロフィール

上益城郡御船町出身、1947年5月15日生まれの67歳、熊本商業高校卒。72年熊本交通運輸を設立。熊本トラック運輸事業協同組合理事長、益城町商工会会長

新年度には県内に物流倉庫の建設を計画

　” 信用・信頼“を経営方針の柱に据える熊本交通運輸では、コンプライアンスの推進に積極的に取り組んでいる。コンプライアンス専任の社員を２名配置し、グループ会社全体で、全社員が参加するコンプライアンスに特化した研修会を年２回実施している。また全国の事業所管内８会場で、計10回の安全大会を実施するほか、事業部別での研修会を行い現場の意識向上に努めている。
　また昨年から開始した「熊交グループマネジメントスクール」も２期目の終了を迎え、次年度からは最終年度に入る。30〜40代の社員を対象に、人事・財務・経営という３つの視点に絞った研修で、マネジメント力を強化する。「将来的にはホールディングス化も視野に入れており、社員の育成には最も力を入れたい」と住永社長は次世代につなぐための” 人材育成“に力を注ぐ。
　「各種規制の強化が続き、長距離輸送をはじめとした運輸事業の周辺環境は厳しさを増しています」と業界の現状を話す住永社長は、荷主企業と共にJRや海運事業者との連携で新たな長距離輸送のシステム構築を模索している。
　さらに自社倉庫のスペース不足を解消するため、新年度には県内で９,９００�uクラスの倉庫を新設する計画だ。