熊本不二コンクリート工業��  
 山田 純策  （やまだ 　 じゅんさく）

プロフィール

天草市南新町出身、昭和12年5月13日生まれの77歳。31年天草高校ー35年法政大学法学部卒、同年帝国ヒューム管�鞄�社、48年退社、同年熊本不二コンクリート工業�叶ﾝ立、代表取締役社長、社会福祉法人東康会理事長、二男、一女。趣味は旅行、長男敬太さんは同社専務取締役、社会福祉法人不二学園理事長。長女麻紀子さんは合志市で司法書士事務所を開業。山田純策社長（写真・右）と山田敬太専務取締役次男健二さんは社会福祉法人東康会施設長

農業分野の二次製品需要拡大に期待

　「長いデフレの時代を潜り抜け、ようやく明るさが見え始めた」と語る熊本不二コンクリート工業�鰍ﾌ山田純策社長。公共投資という形でようやく地方にもアベノミクス効果が現れはじめたのではと、今後のコンクリート二次製品の需要拡大に期待をにじませる。自然災害に備える国土強靭化策による建設需要の拡大、建設現場の省力化、合理化などにより、コンクリート二次製品の重要性はこれまで以上に高まることから、同社では時代のニーズに対応した新しい製品づくりに力を入れる。なかでも、ポーラスコンクリート製二次製品は、自然地表の減少が原因の一つとされる都市型水害への備えとして、また地下水涵養と水資源の確保、河川の平常流量の確保、ヒートアイランド現象の軽減、地盤沈下の防止など、多くの役割が期待されることから、大きさ、形状、用途など、様々な製品アイテ
ムを持つ。
　農業の近代化、合理化が叫ばれる中、同社は今後農業分野での二次製品需要の拡大にも期待をかける。農地の規模拡大化に向けての圃場整備やそれにともなう用水路の建設など、農業土木分野での二次製品の活用は今後一層の進んでいくのではと。また水力、地熱、風力などの再生可能エネルギー開発の進展にも関心を向けるなど、時代のニーズに合った二次製品の開発にも余念がない。