松木グループ  
 松木 喜一  （まつき　きいち）

プロフィール

旧阿蘇郡蘇陽町（現上益城郡山都町）出身、1950年4月30日生まれの64歳。青山学院大学卒。80年松木産業�鞄�社。87年松木グループ社長に就任。2003年八代商工会議所副会頭、10年11月1日から会頭

グループ６社の力を結集し南九州の物流拠点へ

　昨年90周年を迎え、次の１００年に向け力強くスタートを切った松木グループ。10月には八代港の一般港湾運送事業の資格を取得し、港湾荷役の中心的な事業者となり着実に進展している。八代商工会議所の会頭を歴任する松木社長は「八代地域には１００年を超える素晴らしい魅力のある企業が31社あります。当グループもその一つに名をつらねるように、まず10年先を見すえ、港を生かした総合物流サービス業としてグループの力を結集し、着実に成長していきたいと考えています」と今後の１００年目へのビジョンを語る。
　八代港においては国際コンテナ貨物の釜山航路から週３便が運行しており、14年には取扱量が過去最高を達成。現在、南九州の物流拠点を目指すため港湾機能の拡張に向けた厳密な温度管理が可能な特殊品専用の倉庫建設を進めているほか、２０１７年には県と協力しフルガントリークレーンの整備も進めていく方針だ。
　昨年11月には社員４５０人が集まり90周年祝賀会を挙行、グループとして方針を打ち出した。松木産業�梶A松木運輸�梶A大日産業�梶A�鰹倦g、松栄整備�梶A合資会社MGSのグループ６社の機能をいっそう高め、専門性を生かした各社の力を最大限に発揮し、次の１００年目へ向けた新たな船出を進めていく。