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城東運輸倉庫  
 下川 公一郎  (しもかわ   こういちろう)

  社長
プロフィール
菊池郡大津町出身、1969(昭和44)年6月13日生まれの45歳。九州学院高校-九州東海大学卒。趣味はゴルフとバスケットボール。公益社団法人熊本県トラック協会理事
運輸・倉庫業を核に、不動産投資の新事業にも意欲
 米・青果物など生活に身近な一般貨物輸送から、IC関係精密機器など産業製品輸送に至るまで、安全かつ品質第一主義で、多様化した顧客ニーズに応える同社。
 国道57号沿いにある1万坪の広大な本社敷地には、政府指定倉庫である低温倉庫(2200坪)や常温倉庫(1100坪)を所有。倉庫保管業務から輸送まで、コンピューター直結の一貫した管理体制で、顧客の物流コスト合理化に深く貢献している。
 同社は2013年2月から、新規事業として太陽光発電事業を開始した。総事業費3億6千万円をかけ、敷地内の土地や低温倉庫屋根上などに、売電専用の多結晶パネル(250w)を段階的に設置。最終的には4670枚、大津町の地場企業としては最大級の発電量となる合計出力1・17Mwを誇り、14年1月―12月の年間出力では、試算を上回る5400万円の収入を確保した。
 事業の多角化を進める同社は昨年11月、投資額約1億円で東京都池袋にある10階建てビルの地下1階を区分所有で取得した。下川社長は「運送業および倉庫業の安全管理、品質管理の強化はもとより、不動産など別事業への投資も積極的に取り組む。厳しい環境下にある運輸業界だが、新しい形態の資産形成にも挑戦していく」と語り、新規事業にも意欲を見せる。
〒869-1217 菊池郡大津町森831-1 TEL096(293)0700 FAX096(293)8676 http://www.jotoh-gp.com
創業/1964(昭和39)年2月 資本金/1,000万円 事業内容/IC関係精密機器輸送、一般貨物輸送(青果物・飼料・肥料・米・ビニール・ダクト他)、電柱および重量濶大品輸送据付、碍子、電機製品輸送、自動車部品輸送、アルコール製品輸送、農業用機械輸送、常温および低温倉庫業 倉庫面積/約11,000u 社員数/約50人 関連会社/城東物流システム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。