Leaders 2015熊本のトップ群像

崇城大学  
 中山 峰男  (なかやま みねお)

  学長
M号館・アクティブコモンズ前で、起業部部員と笑顔を見せる中山峰男学長 向かって右が同部担当教員の熊野正樹准教授
M号館・アクティブコモンズ前で、起業部部員と笑顔を見せる中山峰男学長 向かって右が同部担当教員の熊野正樹准教授
プロフィール
1947年9月22日生まれの67歳。済々黌高校ー熊本大学工学部卒。趣味はゴルフ。71年積水化学工業入社。80年4月に(学)君が淵学園に入り、89年法人課長、93年熊本工業大学附属情報技術専門学校校長(現崇城大学専門学校)、97年法人局長、03年(学)君が淵学園理事に就任。03年12月1日(学)君が淵学園理事長、崇城大学学長、(学)文徳学園理事長就任
ベンチャー起業家育成がこれからの大学の役割に
 一般教養の講義科目として「ベンチャー起業論」を開講するなど、起業家教育に力を入れる崇城大学では、昨年10月、大学公認の部活動・「起業部(SOJO Ventures)」を設立。ベンチャー起業家育成のスペシャリスト熊野正樹氏を准教授に招き、ビジネスプランの作成、ビジネスプランコンテストへの応募、起業家やベンチャーキャピタリスト等との交流を実施。国が主催する起業支援プログラムに同部員のビジネスプランが採択されるなど、目覚ましい成果を挙げている。今年1月には、日本を代表する投資家やベンチャー起業家を審査員に迎え「第1回崇城大学ビジネスプランコンテスト」を開催。300人を超える観客を集め、大学主催のコンテストとしては、国内屈指の規模と内容を誇るコンテストとなった。
 大学教育におけるアントレプレナーシップならびに大学発ベンチャービジネスの重要性を唱える崇城大学の中山峰男学長は「若者の教育や地元の地域振興はもちろん、大学のこれからの役割としても、ベンチャー起業家育成はたいへん大きな意義を持つ」と。今後は、理系大学ならではのテクノロジーに主眼をおいたベンチャー起業を目指し、スタンフォード大学で考案された課題解決型のデザイン思考法「D.School」を取り入れ、投資家が関心を寄せるビジネスモデルを生み出していきたいと語った。
〒860-0082 熊本市西区池田4丁目22-1 TEL096-326-3111(代表)
設立/昭和24年4月電気・電波学校創立、昭和42年熊本工業大学設立、平成12年熊本工業大学から「崇城大学」に名称変更 学部構成/工学部5学科、芸術学部2学科、情報学部1学科、生物生命学部2学科、薬学部1学科、大学院工学研究科博士後期課程6専攻、修士課程7専攻 大学院芸術研究科博士後期課程1専攻、修士課程2専攻 大学院薬学研究科博士課程1専攻 学生数/約3500人 関連機関/DDS(Drug Delivery System)研究所、エネルギーエレクトロニクス研究所、応用微生物研究所、衝撃先端技術研究センター、空港キャンパス、崇城大学専門学校、崇城大学ギャラリー
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。