Leaders 2015熊本のトップ群像

叶剿{本店  
 杉本 知彌  (すぎもと ともや)

  社長
左から杉本侑次朗常務、杉本知彌社長、杉本光士郎専務
左から杉本侑次朗常務、杉本知彌社長、杉本光士郎専務
プロフィール
宇城市豊野町出身、1949(昭和24)年6月21日生まれの65歳。70年に病気のため社長を退いた父・杉本光男(元会長)の後を継ぐために鎮西高校を中退。同年叶剿{本店入社、93年代表取締役社長就任。趣味はゴルフ。座右の銘は「初志貫徹」
矢岳牧場を設立し、生産供給体制の充実へ
 JAS認定牛「黒樺牛」をはじめ、熊本、人吉の豊かな自然の恵みと清らかな水で育てられた商品を提供し続ける叶剿{本店。今年2月には品質の安定と市場への安定供給を目的に生産・繁殖の竃岳牧場(杉本光士郎社長)を設立し、年間3千頭の黒樺牛を安定供給する体制を構築した。同社では「安心・安全・高品質(信頼)を食卓へ」をモットーに食肉卸などの叶剿{本店(杉本知彌社長)と生産・繁殖の竃岳牧場(杉本光士郎社長)、牧場運営管理の潟Xギモトファーム(杉本侑次朗社長)の3本の柱でグループを構築、時代環境の変化に速やかに対応し、柔軟な会社経営を進めている。「時代は変われど消費者の食の安全を確保するのは私たちの使命」と話す同社では県内に先立ち2008年JAS規格に対応した生産情報管理システム「杉本本店生産情報管理システム」を開発、現在県内30ヶ所の自社牧場で約2万頭の黒毛和牛の肥育・繁殖を行っている。
 さらに、昨年12月に行われた牛肉の質を競う牛枝肉販売会では同社ブランド牛「黒樺牛」がグランドチャンピオンを獲得するなど質の高さも示した。「今後も現状に満足することなく徹底した食の安全の追求のため、常に最新の設備や衛生技術を積極的に取り入れ、お客さまに極上の味わいを届けていきたい」と意気込みを語っている。
〒861-4307 熊本県宇城市豊野町巣林538 TEL0964(45)2611 FAX0964(45)2988 http://www.sugimotohonten.co.jp
創業/1947年4月 資本金/5千万円 売上高/95億(グループ含む) 事業内容/食肉卸・小売 従業員数/79人 牧場/直営5ヵ所、委託26ヵ所 飼育頭数/約2万頭(グループ含む) 関連会社/竃岳牧場、潟Xギモトファーム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。