Leaders 2005熊本のトップ群像

木村建設  
 木村 盛好  (キムラ モリヨシ)

  社長
プロフィール
八代市出身、1932(昭和7)年3月1日生まれ、73歳。錦城土木専修学校卒。常盤建設、福岡建設、西田工業などの勤務を経て、63年11月木村鉄骨工業を創業。現在、八代商工会議所労働金融委員会委員長、熊本県警察官友の会八代支部副支部長などの公職を務める。趣味は仕事。好きな言葉は『勇気・忍耐・努力』。
大型型枠工法と新規事業で全国的な受注を拡大
 工期の大幅短縮を実現した「大型型枠工法」が脚光を浴び、建設不況下も受注を拡大している木村建設梶B  完工高100億円の占有率を見ても、東京60%、福岡20%と全国的な事業展開が好調で、京王・西鉄・東電・三交グループなど大手企業からの大規模なビジネスホテルやマンション施工の依頼も相次いでおり、05年度は完工高130億円を見込んでいる。  「見ていて下さい。当社は現状に甘んじることなく、常に進化し続けますよ。大型型枠工法と免震工法を充実させ、5つの新規事業を軌道に乗せます。大型型枠を保管する拠点(工場)を東京近郊に持つことが今後の目標ですね」と『策士』木村社長は話す。  新規事業は@熊本県の採用が決定した、日本製より2倍の圧縮強度を持つ「コンクリート劣化防止」、AベンツやBMWも採用する「ドライアイス洗浄」、B地球温暖化防止をにらんだ「屋上緑化事業」、C500気圧の水圧で汚れを落とす「ファルヒ洗浄」、D不良債権処理を手がける「資産運用」の5つ。  また工場計画は、現在の八代から型枠を運ぶことで発生するコストを削減させるための拠点を東に持つことで、さらなる躍進を図ろうとするものだ。  「良いものは海外からも積極的に投入し、品質向上を図っていく。そして、お客さまにも繁盛していただくということがモットーですね」と木村社長は意気込みを語っている。
8695198  八代市敷川内町970‐1  TEL0965381110  http://www.kimurakensetsu.co.jp

 

創業/昭和38年 設立/昭和46年 資本金/9997万円 事業内容/総合建設業 売上高/101億円(046月期) 社員数/160人 支店/東京、福岡、中国(広島)、熊本
※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。