熊本信用金庫  
 品川 良照  （しながわ　よしてる）

プロフィール

熊本市出身、1950（昭和25）年1月1日生まれ、65歳。熊本商科大学（現・熊本学園大学）経済学部卒。72年熊本信用金庫入庫、2000年理事、07年常務理事、09年代表理事常務、10年6月代表理事専務、12年6月に第11代理事長に就任

経営支援と目利き力でお役立ち

　熊本市を中心に18の店舗を構える熊本信用金庫。昨年５月に既存２店舗を統合してオープンした西部支店（西区野中２丁目）は、想定以上の来店客数や預金を確保している。品川理事長は「店舗の大型化などにより統合効果が確実に表れている。良い候補地があれば、今後も店舗網の再編を考えたい」という方針だ。
　また、同金庫は昨年11月から経産省が設置している「よろず支援拠点」の出張相談会を開いている。場所は本店で、専門スタッフが中小企業・小規模事業者の売上アップや販路拡大、事業承継など様々な経営課題の解決をサポート。具体的なアドバイスを受けられる相談窓口として評判は上々で、今後も継続的に開く予定という。
　２月18日には、本店で外部講師を招いての経営力アップセミナーを開催し、約１００人が参加。５月、８月、11月にも同セミナーを開く計画だ。また、店舗やブロック単位で異業種交流会や勉強会を開き、ビジネスマッチングの支援にも力を入れている。
　品川理事長は「県内の景況感は消費増税後の足踏み状態にありながらも底堅く推移している。本格的な景気回復を前にした今こそ、経営支援や目利き力が求められている。お客様に気軽に相談をしてもらえるような魅力ある人材の育成に努めたい」と意気込んでいる。