光進建設��  
 井上 弘太郎  （いのうえ　こうたろう）

プロフィール

球磨郡多良木町出身。1959（昭和34）年7月24日生まれの55歳。九州東海大学工学部建築学科卒。88年5月光進建設�鞄�社、93年取締役、97年常務取締役、2001年取締役副社長、11年6月に社長就任。

新時代に向け、技術の承継と人材育成に注力

　昨年、創業・設立50周年を終え、新たなるスタートを切った光進建設�梶B熊本の総合建設業のリーディングカンパニーとして、注目を集めている。「２０１４年は超多忙に終始した１年でした。発注を頂いた施主の皆様に感謝を申し上げると共に、協力会社の『太樹會』の皆様方の結束力のお陰と感謝しております」と回顧する。
　熊本のランドマークとなるような建物から、河川や道路関係の工事受注など順調に推移しているが「ここ数年、資材高騰や技術職人などの人手不足感が否めません。業界全体で対応策を考えている状況でありますが、お客様のご理解をお願いします」と言う。
　また、創業50周年記念事業の一環として菊池郡大津町で「福祉村」構想に取り組み、地域貢献の一助を担っている。これまで有料老人ホーム「太寿園」、養護老人ホーム「光進園」と「よろこび保育園」の３施設を運営。さらに今年の５月には内科・小児科専門の「光進会クリニック」とデイケアセンターがオープンする。「今後２年から３年以内に特別養護老人ホームとグループホームを開設すれば、『大津福祉村』が完成する計画です」と話す。
　今年の年頭所感では「専門的な技術、監督業の技術を含めスムーズな技術の承継を図り、若手社員の技術向上に結び付けていくことが大事。お客様に喜んでいただける良質工事を遂行」と訓示した。