Leaders 2015熊本のトップ群像

小竹組  
 江越 征記   大堂 正人  (えごし   せいき   おおどう   まさと)

  会長   社長
江越征記会長と大堂正人社長(右)
江越征記会長と大堂正人社長(右)
プロフィール
えごし   せいき
本渡市出身、1944(昭和19)年5月24日生まれ、70歳。県立天草高校ー下関市立大学経済学部経済学科卒業後九州産業交通入社。77年小竹組入社、83年取締役、85年常務、2000年代表取締役社長、2014年11月15日付で代表取締役会長に就任。趣味は山歩き、スポーツ観戦、家庭菜園。座右の銘は「正大」、「剛健」、「寛厚」

おおどう   まさと
熊本市出身、1971(昭和46)年5月10日生まれ、43歳。済々黌高校ー96年福山大学建築科卒業後熊谷組入社。99年小竹組入社、02年営業部兼社長室付、04年取締役、09年常務、2011年専務、2014年11月15日付で代表取締役社長に就任。趣味は読書
確かな技術力で信頼を確保、時代の変化に対応し100年企業へ
 「変化に富んだ時代に対応しながら1年1年の課題に取り組み、より洗練された形で100周年を迎えられるよう役員社員一致団結して企業活動に専念していきたい」ー。11
月15日付で社長に就任した大堂正人社長は、12月に開いた創業90周年・新社長就任祝賀会で力強く抱負を述べた。
 同社は長年、社員の技術力向上に注力してきた。現場所長の上に数カ所の現場管理を受け持つ担当部長を置く「担当部長制」はその代表例で、経験が浅い現場所長でもベテランの担当部長からアドバイスを得ることができ、技術力向上につなげている。これらの取り組みが奏功し13年、宇土市立網津小学校が(一社)日本建設業連合会の「第54回BCS賞」を受賞。全国の中小企業の建設会社で唯一受賞し、この実績からも同社の技術力の高さを伺える。また、「社員のモチベーションがアップすることで技術力が向上し、お客さまに喜んでいただくことにつながる」と大堂社長。働きがいのある会社づくりを企業の投資と捉え、建築業界では必須の資格取得に対して社員が積極的に取り組める制度を導入している。若手技術者を積極的に採用する同社は、今後も採用を継続し、同世代で切磋琢磨し相談し合える環境づくりに取り組む方針だ。
 江越征記会長は「時代の流れに適応した経営を行い、現状に甘んじすることなく100周年を迎えてほしい」と次世代に期待を寄せ、今後も確かな技術力で地域の信頼を確保し続けるに違いない。
〒862-0971 熊本市中央区大江4丁目13-20 TEL096(366)2111 FAX096(366)2116 http://www.kotakegumi.jp
創業/1924(大正13)年11月 設立/1944(昭和19)年5月 資本金/7300万円 事業内容/総合建設業、産業廃棄物処理業 従業員数/60人 平均完工高/34億円 支店・営業所/鹿児島支店、植木営業所 関連企業/大堂開発 最近の主な施工実績/熊本地区新設支援学校食堂棟新築工事(JV)、城南総合スポーツセンター体育館新築その他工事(JV)、熊本信用金庫西部支店新築工事、肥後銀行植木支店新築工事(JV)、熊本銀行大江白川支店新築工事(JV)、城北幼稚園園舎増改築工事、美鈴幼稚園新築工事、くるみの森建設工事、城北高等学校2号館改築工事、創価学会宇土文化会館新築工事(JV)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。