西部電気工業��  
 増田　毅  （ますだ　つよし）

プロフィール

熊本県上益城郡御船町出身、1957年8月生まれの57歳。熊本大学大学院工学研究科修了。日本電信電話公社（現ＮＴＴ）入社。2004年から�鰍mＴＴマーケティングアクト静岡社長、06年ＮＴＴ西日本理事北九州支店長。10年7月西部電気工業�鞄�社、執行役員東京支社長、12年取締役執行役員東京支社長、14年6月取締役執行役員熊本支社長。趣味は、読書、散歩、旅行ほか。座右の銘は「一期一会」

ICT分野のベストパートナーを目指す

　「卒業以来、33年ぶりの熊本。町名や道路は変わったが、故郷の温かさは変わらない」と語るのは、昨年６月に着任した増田支社長。
　２０１３年7月の組織整備に伴い、情報通信エンジニアリング業務は本社直轄事業となり、熊本支社では「ICT（情報通信技術）や携帯電話販売など今後伸ばしていく分野が主業務」と民需部門へシフトした。
　同社では、「チャレンジ６００」を掲げて18年度売上高６００億円を目指している。主力の情報通信エンジニアリング事業に加えて、その他事業を一層強化し事業領域を広げている。特に太陽光発電事業は、一昨年9月に合志市に完成した合志発電所をはじめ、今年3月稼働予定の島原発電所（島原市）を含め、計5カ所で５・２ＭＷを発電する。
　地域貢献にも積極的に取り組む。「西部の森きくち」協定を菊池市と締結。地球環境保全、温暖化防止につなげる取り組みとして5年間にわたり、菊池市旭志麓で植樹などを実施した。また人材育成のため「熊本県立大学西部電気工業奨学金」を設け支援している。
　増田支社長は「地元熊本の発展のお手伝いをしたい。情報通信の多様化に対応し、ICT分野のお客様のベストパートナーとして事業拡大を進めていく。特にＷi-FiやGIS（地理情報システム）、車両自動管理などソリューション事業を強化していく」と新分野を切り拓く。