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FBグループ鞄。本物産  
 藤本 泰弘  (ふじもと   やすひろ)

  社長
谷口工場長(左)と藤本社長
谷口工場長(左)と藤本社長
プロフィール
1975(昭和50)年8月13日生まれの39歳。熊本市出身。98年九州東海大学卒業後、同社入社。04年営業三課(野菜部)課長、06年果実部次長、07年同部長、08年常務、09年専務を経て13年5月社長就任
県北に青果物加工拠点、新鮮な商品を九州一円に
 昨年12月、藤本物産を核とする「FBグループ」における県北の加工製造拠点・フレッシュ工房合志工場が、いよいよ動きだした。
 青果物生産から流通加工、販売という一貫した事業モデルでは熊本の代表格であるFBグループ。今回完成した合志工場(合志市御代志)は、地元を中心に県内外で生産された青果物を加工し、グループ会社が九州一円の飲食店や量販店、小売店に配送する。初年度は3億円の出荷額を見込む。社員数は20人でスタートし、2020年度までには100人体制にするという。藤本社長は「本社向かいにある青果カットセンターが老朽化しており、また加工処理能力の拡大を図り、新しい拠点を設けた。地域における雇用促進にも大いに貢献したい」と意欲的だ。
 同グループは青果物生産の潟tレッシュダイレクト、加工の潟tレッシュ工房、卸販売の鞄。本物産、仕分け配送の潟Pイ・エフ物流で構成。すでに八代市と西原村には農産物生産と1次加工所を設けており、合志工場の完成で県南だけでなく、県北にも事業拠点が整備された。藤本社長は「グループ4社の強みと実績を生かし、これまで以上に生産者の所得向上や地域貢献に寄与していきたい」と新たな決意を語る。
 「青果物流通のトータルカンパニー」を企業テーマに成長を続けるFBグループ。2015年も果敢に新規事業を仕掛けていく。
〒860-0058 熊本市西区田崎町414-12 TEL096(354)1335 FAX096(353)6452 http://www.fjmt.co.jp
創業/1948(昭和23)年6月 設立/1962(昭和37)年12月 資本金/3600万円 事業内容/青果物の仲卸および小売、生産地からの直接仕入れ・販売・輸入青果物の卸、バナナの着色加工、ドライフルーツ類の卸、青果物の加工業務 直営店/熊本交通センター店、くまなん店、薄場店、芦北店、子飼店、清水店、泗水店、武蔵ヶ丘店、人吉店、御船店、萩原店、柳川南店、九品寺店、菊陽店、三潴(みずま)店、松橋店 支店/九州中央支店(佐賀県鳥栖市)、沖縄営業所(那覇市) グループ会社/潟tレッシュダイレクト 潟tレッシュ工房 潟Pイ・エフ物流 グループ売上高/145億円(2014年5月期) グループ従業員/375人(パート含)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。