ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ  
 中村 比呂志  （なかむら　ひろし）

プロフィール

東京都出身、1962（昭和37年）1月23日生まれ、53歳。埼玉大学経済学研究科修士課程修了。メーカーや不動産マンションディベロッパーなどを経て2005年に�潟Gフ・イー・ティーシステム設立。2014年6月に�潟jュースカイホテル代表取締役会長に就任

熊本を日本トップの観光地にする一助になりたい

　昨年４月に「ＡＮＡクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ」に名称を変更し、外資系ブランドとして生まれ変った同ホテル。外国人宿泊客数は前年比約３倍にまで増えたという。その理由は「外資系ブランドに変わっただけではなく、観光地”熊本“を訪ねてみたいという海外の人が増えつつあるように感じる」と中村会長は近況を話す。「いかに熊本を日本トップの観光地として有名にするかを大切に考えながらやっています」と熊本の観光活性化に熱意をみせる。「観光はリアルタイムに経済効果をもたらす産業の一つ、地域経済の活性化には欠かせない」と話す。
　今後の展望として「これまでと変わらない地域に根差したホテルであり続けると共に、外国人が訪れて安心できる優しいホテルを目指していきたい。ホテルとして宴会や会議、レストランなどの面で地域の方々にご奉仕し、宿泊という面では外貨獲得という点からも、地元熊本が潤う仕組み・文化を構築する一助を担っていくことが、我々の役割として大切。そこから地域創生につなげていきたい」と思いを述べる。
　グループホテル33店舗の中でも熊本の同ホテルをフラッグシップと位置付けており、今後は外国人スタッフの採用や従業員の語学研修、外国語によるホテル紹介など積極的に取り組んでいくという。