特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院  
 上原 昌哉  （うえはらまさや）

プロフィール

1957年12月28日生まれ。1987年に熊本大学医学部を卒業後、熊本大学医学部代謝内科助手、熊本市医師会熊本地域医療センター代謝内科医長を経て、2004年4月、くまもと成仁病院院長に就任。現在に至る。日本糖尿病学会認定医、日本内科学会認定内科医、日本内分泌学会内分泌代謝内科専門医、認定産業医、健康スポーツ認定医、介護支援専門員

来年４月から電子カルテシステムを導入

　特定医療法人成仁会くまもと成仁病院（上原昌哉理事長）は、28年４月の本格稼働に向け、電子カルテシステム導入準備を進めている。
　事務処理の効率化と患者の待ち時間短縮を目的としたもので、今年10月から機器・システム導入を開始し、試用期間を経て来年４月の本格稼働を目指す。上原昌哉院長は「受付から診察までの待ち時間の短縮ならびに、診察後、薬の処方までスピーディな対応が可能になるなど、患者様へのサービス向上が期待できます」と導入のメリットについて語った。
　同病院では昨年4月から、協会けんぽの生活習慣病予防健診指定機関として、生活習慣病予防健診をスタート。メタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）による病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を行う。「生活習慣病といわれる糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、最初は症状がなくても心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。疾病の早期発見のためにも、是非予防検診を役立てて欲しい」。
　熊本市東部地区での拠点医療機関として、一層の医療サービスの充実に努める「くまもと成仁病院」。地域社会に果たす役割は、今後益々大きなものになろうとしている。