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樺゚屋百貨店  
 久我 彰登  (くが   あきと)

  社長
プロフィール
熊本市出身、1955年12月31日生まれ、59歳。宮崎大学農学部卒。78年樺゚屋百貨店入社、93年経営戦略室人事課課長、01年取締役、09年同総合企画部主管兼業務部主管を経て11年社長に就任。熊本商工会議所副会頭も務める
基本に立ち戻り新たな“鶴屋”の創造目指す
 昨年6月に開催した「人とモノのものがたり」(展示会及び書籍)がグッドデザイン賞を受賞した鶴屋百貨店。久我社長は「この企画は入社2年目の社員の発案だったのですが、一昨年から開講した研修会『鶴ゼミ』の成果だと思います。お客様とのコミュニケーションを深化させるという目的を、組織として結実することができました」と手ごたえを感じている。
 今年のテーマとして「イマジン63」を掲げた久我社長は、「百貨店の基本に立ち戻り、お客様のお役に立てる方策を社員一人一人がしっかりと想像する。それをもとにプラン化し、リハーサル、補正を経て実施するというサイクルを作りたい」と説明する。また2月で閉店する県民百貨店から、115人を受け入れる。「新しく入ってこられる方々から、これまで鶴屋が気付けていなかった視点を教わり、さらなるお役立ちにつなげたいと考えています」とより一層のサービスの向上に意欲的に取り組む。
 3月21日には本館1階東側にリニューアルした婦人洋品ゾーンがオープンする。さらに4月1日には、本館屋上に事業所内保育所「スマイリア保育園」(定員40人)を開所する予定だ。「優秀な人材が、キャリアを中断せずに働いてもらいたい。将来ビジョンの中でも女性社員の活躍推進は主要なテーマです」と体制整備を進める久我社長は、新たな” 鶴屋“の創造に向け邁進する。
〒860-8586 熊本市中央区手取本町6-1 TEL096(356)2111 http://www.tsuruya-dept.co.jp/
創業/1952(昭和27)年6月 資本金/1億円 事業内容/百貨店業 売上高/555億円(平成26年2月期) 従業員数/約710人 
店舗・出張所/八代、玉名、荒尾、人吉、天草、大津、水俣、八代生活彩館、鶴屋商品センター(熊本市)ほか 関連事業/鶴屋フーディワン、樺゚屋パーキング、レストラン事業、樺゚屋友の会、甘夏ローヤル梶A樺゚屋クレジットサービス、潟}ドック熊本、褐F本観光バス、褐F本文化の森
※この記事内容はくまもと経済3月号(2015年2月28日発行分)の掲載内容です。