�潟nウディ  
 富永　哲生  （とみなが　てつお）

プロフィール

熊本市出身。1967（昭和42）年1月19日生まれの49歳。済々黌高校―早稲田大学政治経済学部卒。伊藤忠商事�葛ﾎ務を経て、2001年ハウディに入社し管理部長就任。05年常務、08年専務、2011年7月から現職

設立55周年、北部九州開拓で年商200億円視野に

　ハウディの２０１６年は、設立55周年記念新年祝賀会で幕を開けた。「今年の英文字はＩ。一致団結、一生懸命、意識・・。それぞれが自分のＩを見つけ、それを目標にしてほしい。一つの節目を迎え、今後も社員自らの成長を会社の発展につなげたい」。富永社長は祝賀会の冒頭、こうあいさつした。
　同社は現在、熊本を本拠地に北部九州３支店、１子会社体制によるネットワークで、九州有数の業務用食品卸会社として事業を展開。55年間会社を維持・発展してきたのは、「信用・努力・感謝」そして「お客さまの利益創造に役立ち、地域社会に貢献する」という創業の精神が、社員２３９人の中に生き続けているからだ。同社では中期的な目標として、２０２０年までのグループ年商２００億円を掲げており、県内をはじめ市場拡大が著しい福岡を含めた北部九州の営業体制強化に本腰を入れている。一昨年７月には同業者の大分食品物産�梶i大分市）を子会社化し、17年春には昨年夏に取得した大分流通業務団地内の敷地２７００坪に本社屋を新築移転する。現在の約５倍の広さを有する新本社を起点に、当面は大分食品単体で年商30億円を目指す。
　ここ数年は20人前後を新卒で採用している同社。これからも優秀な人づくりに注力しながら“食の未来を支え続ける１００年企業”を全社一丸となり、形にしていく。