Leaders 2016熊本のトップ群像

椛O田産業  
 木村 洋一郎  (きむら よういちろう)

  社長
プロフィール
1949年2月25日生まれの67歳。阿蘇市波野出身。熊本商科大学付属高校卒。2001年8月1日、前田産業の代表取締役社長就任。趣味はスキューバダイビングとバンジージャンプ
10年後を見据えた事業展開と関東圏の受注拡大を目指す
 「売上ではなく内容重視の会社づくりが当社のテーマ。今年は10年後を見据えた起点の年にしたい」。木村社長は2016年の抱負をこう語る。
 同社は昨年、設立40周年を迎え、11月14日に祝賀会を開催。蒲島郁夫県知事をはじめ約500人が顔をそろえた。木村社長は「次の10年に向けては会社を支える“本物の職人”を育てなければならない」と人材育成に熱が入る。同社における近年の実績に触れると、県内は「熊本市産業文化会館」(中央区花畑町)や「NTT研修センター」(北区津浦町)の解体工事をはじめ、現在は「県民百貨店」「熊本交通センター」跡地の桜町再開発工事を手掛けている。一方、県外は昨年、農水省公務員宿舎(東京都)の解体撤去工事を約3億5千万円で受注。都内初の大型物件を弾みに「東京オリンピック関連の工事も積極的に受注しながら関東圏の売上を会社全体の半分に引き上げる」(木村社長)と中期目標を掲げる。
 木村社長は常々、社員へこう話している。「ビッグカンパニーではなくストロングカンパニーになろう。そして10年後も飛躍し続ける会社を目指そう」。
 組織のトップと社員の思いが一つになっていることこそが、県内業界トップ企業の証であり、目標としている“ストロングカンパニー”の実現に向け、全社一丸で着々と動き始めている。
〒861-4133 熊本市南区島町5-7-3 TEL096-358-6600 FAX096-358-0754 http://www.maedasangyo.co.jp/
創業/1962年 設立/1974年 資本金/2900万円 年商/59億円(2015年7月期) 従業員数/150人 事業内容/解体・土木工事、産業廃棄物収集運搬・中間処理、アスベスト溶解 出先/天草リサイクルセンター、宇城事業所、東京支店、福岡支店、鹿児島支店、沖縄支店
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。