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褐テ荘本店 褐テ荘本店  熊本日産自動車   
 古荘 善啓  古荘 貴敏  古荘 雅教  (ふるしょう よしひろ  ふるしょう たかとし  ふるしょう まさのり)

  社長  専務  専務
プロフィール
ふるしょう よしひろ
1946(昭和21)年7月生まれの69歳。熊本市出身。熊本高校ー慶應義塾大学経済学部卒。70年富士銀行(現みずほ銀行)入行、79年褐テ荘本店入社、85年社長就任。熊本日産自動車渇長、潟gキハ会長、旧テ荘土地取締役、熊本商工会議所顧問、熊本経済同友会常任幹事。趣味は読書、ゴルフ、テニス

ふるしょう たかとし
1977(昭和52)年8月生まれの38歳。熊本市出身。熊本高校ー慶應義塾大学法学部卒。2000年富士ゼロックス入社(東京支社法人営業担当)、05年5月褐テ荘本店入社、社長室長、06年5月取締役社長室長、11年4月常務取締役を経て15年3月から現職。経営全般を担当。褐F本ホテルキャッスル非常勤取締役、熊本日産自動車滑ト査役、古荘善啓社長の長男。趣味はトレーニング

ふるしょう まさのり
1980(昭和55)年8月15日生まれの35歳。熊本市出身。慶應義塾高校ー慶應義塾大学総合政策学部卒業。2003年ネスレ日本入社、米国勤務などを経験し、10年4月熊本日産自動車に入社、11年4月から12年3月までの日産自動車本社出向を経て、13年6月常務取締役、15年6月から専務取締役。日産プリンス熊本販売且謦役、褐テ荘本店監査役、古荘善啓社長の次男。趣味はテニス
地域一番店の強みを、グループのシナジーへ
 今期決算(2月期)では、売上高が2.1%増の75億8100万円、経常利益が7.9%増の1億900万円と増収増益を見込んでいる。
 主力事業のアパレル関連事業は、暖冬の影響で伸び悩んだものの、富士ゼロックス、東芝エレベーターとの販売特約店契約を中心とした法人営業事業が好調で増収を支えた。ドコモショップ運営の通信事業はほぼ横ばい。
 同社の創業は西南戦争の明治10年、衣料品事業を皮切りに一大コンツェルンを築き上げた最盛期の事業エリアはアジア全域に及んだ。戦後の財閥解体後ゼロから出発、昭和60年に五代目の善啓社長が就任、事業の再構築を図り現在の基盤を築いた。来年で創業140年を迎える。
 「繊維卸業界は逆風下で企業数が減り、大手メーカーも九州の拠点を引き揚げる傾向にある。だからこそ衣料品の「九州統括の総代理店」として仕事をお任せいただけるようになってきた。メーカーとしての自社製品の売上も順調に拡大していることから、九州地場としてはNO・1の総合アパレル企業の地位が見えてきた」(貴敏専務)。一方、グループの熊本日産・雅教専務は「九州NO.1の日産系地場資本販社として、地域に密着した工夫で存在感を高めていきたい」と語る。トキハの会長を務める善啓社長は「グループ各社の“地域一番店”としての強みを生かしながら、そのシナジーを最大限に発揮していきたい」と業際を超えた新たなビジネスモデルも志向する。
〒860-8608 熊本市中央区古川町13 TEL 096(355)3311 http://www.furushohonten.co.jp
創業/1877(明治10)年 資本金/2,300万円 事業内容/総合繊維卸・製造小売、建築関連(エレベーター、ドア等)、通信・OA機器販売 売上高/75億8100万円 従業員数/約290人 出先/福岡支店(福岡市東区多の津) 関連会社/潟gキハ(トキハ百貨店)、熊本日産自動車梶A古荘土地求Aその他、関係会社10数社
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。