Leaders 2016熊本のトップ群像

椛蝠泄ィ流   
 藤田 章  (ふじた あきら)

  社長
大福物流本社で役員と。前列は左から宮本勝利・物流春日社長、藤田社長、      木村嘉宏・サンエックス社長、一柳修一・大福物流常務     
大福物流本社で役員と。前列は左から宮本勝利・物流春日社長、藤田社長、      木村嘉宏・サンエックス社長、一柳修一・大福物流常務     
プロフィール
1945(昭和20)年10月15日生まれの70歳。島根県出身。大阪の製造会社、熊本の運送会社での勤務を経て2001年大福物流入社。08年に代表取締役社長就任。趣味は旅行とスポーツ全般
菊陽町に大型食品物流センター、7月稼働へ
 九州全域に広がる営業拠点で、熊本有数の物流企業に成長した椛蝠泄ィ流。「常温」「定温」「チルド」「冷凍」の四温度帯対応を強みとする同社にとって、今年は大きな節目の1年になるだろう。
 同社は以前から計画していた大型の食品物流センターに昨年11月着工。菊陽町辛川に1万4977uの土地を確保し、約4600uの物流センターを建設中だ。同センターには県内事業所の一部を集約し、県内外から冷凍・チルド食品、弁当を集め、トラック約70台で県内のコンビニを中心に配送する。30人を地元で新規雇用し、7月から200人体制で操業を始める。「高速インターに近い立地を生かし、当社の一大物流拠点と位置付けている。初年度年商は12億円を見込む」。藤田社長はこう話す。
 一方、昨年は関連会社の運送業潟Tンエックス(社員80人、車両61台)を完全子会社化したほか、運送業の居t日運送(社員70人、車両60台)もグループ化し、合わせて社名を兜ィ流春日に変更。グループ3社の今期年商は50億円を見込み、今後は各社のスケールメリットを発揮し事業拡大を図る。「会社の規模拡大に合わせ、人材育成も急務。物流業はサービス業であり、人づくりを徹底し“物流品質NO.1企業”を全社一丸となり、形にしていく」。藤田社長は力強く締めくくった。
〒861-3243 上益城郡甲佐町白旗1900-1 TEL096(234)5211 FAX096(234)5212 http://www.pd-daifuku.co.jp/
創業・設立/1990(平成2)年8月 資本金/8千万円 従業員/700人(パート含む) 事業内容/一般貨物自動車運送業、倉庫業売上高/33億円(2015年4月期) 出先/熊本要冷センター、熊本流通団地営業所、熊本CVSセンター、福岡久山営業所、箱崎CVSセンター、戸原営業所、長崎営業所、大分営業所、南九州営業所(宮 事業所)、南九州営業所(鹿児島事業所)、御船営業所 グループ会社/潟Tンエックス、兜ィ流春日
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。