�叶ｯ山商店   
 星山 一憲  （ほしやま　かずのり）

プロフィール

熊本市出身。1970（昭和45）年8月4日生まれの45歳。東海第二高校卒。90年に同社入社、2000年常務、09年9月に社長就任。環境カウンセラー。全国中小企業青年中央会理事、熊本県中小企業団体中央会青年部協議会長、熊本県中小企業団体中央会理事や（一社）熊本県産業廃棄物協会理事、(一社)日本鉄リサイクル工業会九州支部幹事、(一社)熊本県解体工事業協会副理事長などを務める。趣味はバイクツーリング、野球観戦、ゴルフ

グループ最大面積のリサイクル拠点、竹迫工場が完成

　星山商店は昨年10月、グループ９カ所目（合志市内で３カ所目）となるリサイクル拠点「竹迫工場」を完成させた。敷地面積３万６８３８�uは一つの工場としては最大の広さとなる。
　「資材置き場である自社所有地を有効活用し、総合リサイクル工場を設けた。年内のフル稼働を目指し、経済面や雇用面で地元合志市の活性化のお役に立ちたい」。星山社長は語る。竹迫工場では乗用車や大型トラック、貨物車の解体・リサイクルをはじめ、鉄・非鉄金属類のリサイクル、木くずや紙くずおよび廃プラスチック類といった一般・産業廃棄物の中間処理を行う。これに付随して、中古トラックなどの買取り・販売、トラックなどの中古部品販売、中古鋼材販売、さらにはボイラー燃料用に木くずのチップの販売も行う。
　鉄スクラップの単価が２年近く下落を続けるなど、逆風下のリサイクル業界。そんな中でも同社では、「金属リサイクル」、「建造物解体」、「自動車リサイクル」、「一般・産業廃棄物処理」の事業４本柱で、人材育成にも力を入れながら会社の発展に全力で挑んでいる。「グループ全体の事業拡大へ必要な投資を着実に進め、厳しい時期を全社一丸となって乗り切っていく」。星山社長のその言葉からは、県内リサイクル業界の最先端を走る同社の決意が見える。