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Leaders 2016熊本のトップ群像

松木グループ  
 松木 喜一  (まつき きいち)

  社長
松木グループスタッフと。松木一史専務(中央)と松木喜一社長(中央右)
松木グループスタッフと。松木一史専務(中央)と松木喜一社長(中央右)
プロフィール
旧阿蘇郡蘇陽町(現上益城郡山都町)出身、1950年4月30日生まれの65歳。青山学院大学卒。80年松木産業鞄社。87年松木グループ社長に就任。2003年八代商工会議所副会頭、10年11月1日から会頭
顧客ニーズに対応した総合物流サービスを構築
 八代港の地の利を生かし、南九州の物流拠点としてグループ6社の総力を結集、顧客ニーズに対応した総合物流サービスを提供する松木グループ。昨年はコンテナ取扱量も過去2番目(17、728TEU)を記録した。また、八代港構内に危険物貨物を中心とした保管、流通、配送業務をする危険物取扱倉庫を建設し昨年11月より営業を開始、さらに顧客の要望に応え、現在2棟目を倉庫建設中、4月には完成予定だ。「危険物取扱倉庫は南九州では初の施設。九州の中心に位置する八代港の存在感と港湾力を示すため、今後もさまざまな顧客ニーズに対応した港湾機能の強化を進めていきたい」と語る。また松木グループでは、4月に本社敷地内にインターネットを活用した中古車販売店の新店舗も計画している。
 一方、八代商工会議所の会頭も歴任する松木社長は「企業とは社員を大事にし、地域に愛されることが不可欠」と地域との協力の重要性を掲げているとおり、会頭就任時から八代商工会議所の会員大会においても八代地域の100年企業を表彰する「地域の魅力ある100年企業」の掘り出しなどにも勢力的だ。
 また、昨年は大型クルーズ船「クアンタム・オブ・ザ・シーズ(4千人)」の誘致などにも尽力「今後はハード面のみならず観光客誘致、観光ルート企画などソフト面の強化もはかり、アジアの中で存在感を示すことのできる港づくりを進めていく」と八代地域からアジアを見据えたさらなる挑戦は続く。
〒866-0851 八代市毘舎丸町1-3 TEL0965-32-6111 FAX0965-32-6114 http://www.g-matsuki.co.jp/
創業/1924年(大正13)年10月 売上高/48億円(グループ連結) グループ従業員数/約493人(パート、アルバイト含む) 
【松木グループ】松木産業梶A大日産業梶A松木運輸梶A松栄整備梶A(資)MGS、鰹倦g 事業内容/工場構内荷役請負業、荷造材料販売業、木製パレット製造・販売業、紙管加工業、船外機部品物流センター運営、一般貨物運送業、港湾運送業、倉庫業、通関業、産業廃棄物収集・運搬業、一般・産業車両整備業、リフト・自動車販売業、損保保険代理業、石油製品販売業 出先/車検のショーエイ南店、松栄整備株ェ代給油所、松木運輸褐F本営業所、YKP物流センターなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。