白鷺電気工業��   
 沼田 幸広  （ぬまた　ゆきひろ）

プロフィール

熊本市出身。1976（昭和51）年4月20日生まれの39歳。日本大学ー同大大学院生産工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了。2001年4月〜10年6月までの東海旅客鉄道�葛ﾎ務後、10年7月に白鷺電気工業�鰍ﾉ社長室長として入社、10年9月上席執行役員、11年9月常務取締役、14年8月に社長就任。趣味はラグビー観戦

新中期経営計画『Ｎext Ｉnnovation 29・創』をスタート

　昨年７月、今後３カ年の新中期経営計画『ＮｅｘｔＩｎｎｏｖａｔｉｏｎ29・創』をスタートした白鷺電気工業�梶B「来年２月、創業70周年を迎える年に、“１００年企業に向けて”のビジョンを策定し、新しい柱となる新事業の確立が目標となります」と語る。
　新中期経営計画推進のため、組織も大幅に改組。従来の発変電部と送電部の管轄を「送変電ネットワーク本部」に、情報通信部と電設部、営業部の管轄を「電通ソリューション本部」とした。
　さらに技術と経営の面から新事業の基盤づくりを目指すために、事業開発室と経営企画部を統合し「イノベーション経営企画室」を設けた。「従来の安全品質環境推進室と今回の現業本部に担当役員を配置、業務執行の意思決定スピードを高め、かつマネジメント機能を強化し、事業環境の変化への迅速な対応を図れるようにしました。まさに社内イノベーションです」と組織改組の目的を説明する。特にイノベーション経営企画室では新事業の“種”となる新規ビジネスも実証段階に入っており、近々公表する予定。
　目前に迫った電力小売りの全面自由化、数年後の送配電分離などの変化に対応するため、「今後３年間は新たな価値を生み出し、新たな技術革新に取り組み、社内的には“幸福度ナンバーワン企業”を目指していきます」と意気込みを述べた。