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Leaders 2016熊本のトップ群像

ピュア・サポートグループ  
 大浦 敬子  (おおうら けいこ)

  代表
プロフィール
熊本市出身、1962(昭和37)年5月1日生まれの53歳。熊本高校―久留米大学医学部87年卒業。94年熊本大学大学院医学研究科博士課程修了。90年医療法人社団大浦会旧熊本敬愛病院常勤勤務、94年(医)大浦会常務理事就任、99年熊本県老人保健施設協議会理事就任、2000年大浦会理事長に就任。03年傘下組織を「ピュア・サポートグループ」と総称し、その代表に就任。11年に「鰍ィとなの学校」の代表取締役に就任し、全国でフランチャイズ事業を展開中、15年から「おとなの学校メソッド」を開始
高齢者を元気にする「おとなの学校メソッド」を全国展開へ
 「介護しない介護」を目標に、熊本でスタートした高齢者の意欲を引き出す学校形式の高齢者支援サービス「おとなの学校」。昨年7月には大阪市生野区に「南巽校」を開設した。直営校やフランチャイズが増える中、各施設へ海外をはじめ多くの見学者が訪れている。「高齢者が『学ぶ』ことで前向きになり、元気になっていく姿に皆さん驚かれる」と語る大浦代表。
 このノウハウをいち早く全国に広げるため、教科書と先生用教則本をセットにした教材「おとなの学校メソッド」を作製、昨年4月から発売を始めた。「高齢者一人ひとりに毎月1冊の教科書が届くもので、導入した全国の施設からは感謝の声が届いている」とすでに反響は大きい。
 人材不足が叫ばれる中、介護士をはじめとする人材の確保や育成にも自信を見せる。「おとなの学校」で高齢者が一生懸命に学ぶ姿に刺激を受けた若いスタッフが、働く喜びを感じ、誇りを持って仕事に取り組むなど従来の介護ケアを一新した。「私どもグループは、新たな人の働き方や仕組みを構築し、医療に従事する人たちが働いてみたいと憧れる真のマグネットホスピタルのモデルケースを目指していく。そのためにも熊本で生まれた『おとなの学校』を全国へ広げて、高齢者を元気することで日本も世界もさらに元気にしていきたい」と次のステージへ挑戦を始めた。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺4丁目52-44 グループ事務局 096(385)0500 http://www.ourakai.com
グループ法人・企業と事業内容/医療法人社団大浦会(「メディカルケアセンターファイン」、「介護老人保健施設おとなの学校本校」等)、社会福祉法人照敬会(ケアハウス「ゆいの家」、特別養護老人ホーム「八角堂」、母子生活支援施設「きらきら星レジデンス」)、NPO法人ここへおいでよ(保育、知育、学童事業)、潟Pアベース(総務業務・不動産管理、高齢者向け住宅、有料老人ホーム・小規模多機能型居宅介護)、鰍ィとなの学校(フランチャイズ事業、高齢者向け教材販売) 従業員/360人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。