トップ Leaders 熊本のトップ群像 医療法人社団英山会 平山泌尿器科医院 ひらやまクリニック
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医療法人社団英山会 平山泌尿器科医院 ひらやまクリニック  
 平山 英雄  (ひらやま ひでお)

  理事長
プロフィール
医学博士、1951(昭和26)年玉名市生まれの64歳。県立熊本高校から熊本大学医学部に進学、76年卒業、同大学病院泌尿器科に入局し、79年7月から81年6月まで国立熊本病院泌尿器科に勤務。再び熊本大学泌尿器科に移り、92年まで勤務する。同年に開業、95年3月に現所在地に移転し、現在に至る。趣味は読書。座右の銘は「忍耐」と「寛容」


ひらやまクリニックにて。前列真中が平山英雄理事長、
左隣が津崎祥一郎ひらやまクリニック院長、右隣が石松隆志平山泌尿器科医院院長。後列左から、甲斐信幸ひらやまクリニック副院長、里地葉平山泌尿器科医院副院長、高橋渡平山泌尿器科医院副院長
地域に密着し患者に寄り添う、確かな医療
 開業20年を越え、患者の立場を考慮・尊重した確かな医療で地域の信頼を得る平山泌尿器科医院。昨年、熊本市民病院出身の里地葉医師を迎え、6人体制となった。「女性医師が加わったことで女性の患者さんが増えた。さらに小児泌尿器科も診察できるようになり、小児の患者さんも増加している」と手ごたえを感じている。
 同院は2011年、県内で初めて前立腺肥大症に対するレーザー手術を導入した。出血が少なく短期入院が可能など患者さんの負担が少ない同手術の症例実績は170例以上。術後の排尿状態は良好で合併症も少なく着実に症例数を伸ばしている。また、「早期発見」を開業医の役割として挙げ、年間40〜50例の前立腺がんを発見。紹介や検診で来院した患者への組織検査によって見つかる確率は5割を超え、確実性は高まってきている。病診連携にも力を入れ、県内の開業医や各拠点病院と連携し、より効率的・効果的な医療を提供する。人工透析に関しては、食事が制限される透析患者のため、旬の食材を使ったレシピを紹介する料理教室を開くなど栄養指導にも継続的に力を注ぐ。
 県内の高校や、専門学校を訪問し学生に向けた性感染症講演を実施するなど泌尿器科のスペシャリストとしてさまざまな活動に取り組む同院。“地域密着の医療”をモットーに、患者さんに寄り添った医療を提供していく。
平山泌尿器科医院 〒861-8064 熊本市北区八景水谷1丁目24-32 TEL096(345)8588
診療科目/泌尿器科・性病科 入院ベッド数/19床 透析装置数/52台 医師/4人 従業員/83人
ひらやまクリニック 〒861-8001 熊本市北区武蔵ヶ丘5丁目23-7  TEL096(337)8838
診療科目/泌尿器科・性病科 入院ベッド数/19床 透析装置数/39台 医師/2人 従業員/58人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。