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税理士法人 熊本東会計センター  
 税理士法人 熊本東会計センター 代表  (田上 洋 )

  代表
プロフィール
下益城郡美里町(旧砥用町)出身、1944年9月20日生まれ。1964年に税務大学を卒業後、東京、熊本の国税局を経て、1985年(当時40歳)9月、税理士事務所を開業し独立。2005年1月、税理士法人熊本東会計センターに組織変更(至現在)。病院の会長や医業経営コンサルタント、保護司も務める。趣味は、ゴルフ、囲碁
一般社団法人設立で中小企業の事業承継(相続)対策
 昨年の相続税改正により、基礎控除額がこれまでの5000万円から3000万円へと縮小されたことで、遺産相続人の約4%ほどに留まっていた相続税の申告割合が、約6%に達すると言われている。熊本東会計センター(田上洋行代表)では昨年、相続、事業承継に関する無料相談窓口を開設したところ、中小企業オーナーをはじめ多くの事業者からの相談を受けている。
 同税理士法人が、そうした中小企業オーナー向けに提案しているのが、家族信託だ。田上洋行代表は「長寿社会の到来を迎え喜ばしいことではありますが、認知症の患者も増えました。それに伴い、成年後見人が就くことも多くなってきましたが、全てを解決できるものでもありません。後見人は、基本的に財産を減らすことができないので、例えば、アパート経営者であった場合、修繕ができなかったり、社長であれば議決権の行使ができなかったりと、財産管理以外の面においては思い描いていた絵が描けません。信頼できる家族に思いを託すことで、家族と話し合う機会ができ、早めの事業承継にも繋がります。また後継者が社員を務める社団を受託者とする方法もあります」と話す。さらに「相続税額は財産評価の考え方でかなりの幅があることから、税理士の知識、経験、ノウハウが納税額を大きく左右します。長い業歴と多くの顧問先と培った実績と経験・知識を生かすことで、顧客の要望を汲み取り最適な相続・事業承継プランづくりに役立てたい」と語った。
〒862-0916 熊本市東区佐土原1丁目5-25 TEL096(368)7087 FAX096(367)2470
創業/1985年9月田上税理士事務所開業 設立/2005年1月4日税理士法人熊本東会計センターに組織変更 資本金/100万円 事業内容/税務代理業、事業承継、M&A、経営コンサルタント業 営業拠点/熊本県内を中心とし、鹿児島、宮崎など南九州に及ぶ 関連会社/株式会社熊本東会計センター
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。