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Leaders 2017熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、55歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年潟Gイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東営業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」
「桜町再開発」始動、「宝石箱のような魅力的な施設に」
 2月1日、経済団体など関係者約140人で起工式を催した桜町再開発。「これからが本番、使命感を高めて臨みたい。@19年夏完成へのスケジュールA工事費Bテナントリーシングの3つの課題を同時進行で遂行しなければならない」と険しい道程を覚悟しながらも「宝石箱のような魅力的な施設に」と完成のイメージを描く。ビル、プロパティ、タウンマネージメント(3M)の見地から先端的運営ノウハウを東京・大阪の商業施設で学んだ人材をコアに、外部の企業と共に施設運営の新会社を今年中に設立する計画だ。
 バス事業は高速バスが震災前の水準に戻ったものの路線バス、貸切バスは厳しい状況が続いている。旅行事業は阿蘇山ロープウェーが被災、ポスト「九州ふっこう割」の企画に智恵を絞るも回復にはまだ時間を要するという。一方、リテール事業は好調で、2月26日には熊本空港の飲食店群を、テイクアウトOKのフードコートとしてリニューアルオープン。下通の「くまBAR」の営業を引き継ぎ、城彩苑の「くまもと酒蔵」に「くまBAR」コーナーを設け、県外客向けにPRする。
 今年8月には創業75周年を迎える。「再開発施設が完成する19年は第2創業期とも言える。それまでに1500人規模の雇用が生み出せるようしっかりとした基盤を築きたい」と世紀の大事業への使命感に燃える。

860-0804 熊本市中央区辛島町5-1 TEL 0963258229 http://www.kyusanko.co.jp/

設立/1942(昭和17)年8月 ※九州産業交通ホールディングス鰍フ下、九州産交バス梶F旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク梶Fバスターミナル事業、九州産交リテール梶Fレストラン・売店事業等の8社が事業展開。 資本金/106500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高202億円(20169月期グループ連結) 従業員数/1,710人(グループ全体)

※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。