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Leaders 2017熊本のトップ群像

水野グループ  
 水野 泰彰  (みずの やすあき)

  社長
前列左から西村剛水野商店専務、水野社長、中山淳水野商店副社長。後列は左から山形信行ありがとうファーム専務、西田良彦ありがとうファーム副社長、鈴木剛太ミウラコーポレーション副社長、岡村博ミウラコーポレーション専務
前列左から西村剛水野商店専務、水野社長、中山淳水野商店副社長。後列は左から山形信行ありがとうファーム専務、西田良彦ありがとうファーム副社長、鈴木剛太ミウラコーポレーション副社長、岡村博ミウラコーポレーション専務
プロフィール
1968(昭和43)年10月11日生まれの48歳。阿蘇市波野出身。大阪や京 都で料理人として修業し、30歳の時、田崎市場で野菜商を創業。2006年 叶野商店として法人化。その後、10年に鰍りがとうファームを設立。 14年には泣~ウラコーポレーションを子会社化し、社員70人を抱える グループ企業に成長させた。趣味はゴルフ・乗り物・文房具収集
人材育成を柱とした組織改革に着手
 「熊本地震の発生後、半月は売上が大きくダウンしたが、県外への販路拡大などで業績の持ち直しは早く、前期のグループ年商は計画通りの数字を確保できた」。水野社長は2016年をこう振り返る。
 同グループは、2010年に設立した農業生産法人ありがとうファームでミニトマトをはじめ新鮮な青果物を生産し、県内をはじめ全国のホテルや飲食店、病院などに供給。生産農家の支援を事業コンセプトに県内外で農地を拡大しながら生産者と消費者のつなぎ役を担っている。昨年は4月に大分県竹田市にあるビニールハウスを取得し、さらなるミニトマトの生産拡大に着手、全国の食卓へ熊本ブランドの安心安全な商品を提供している。今年の抱負について水野社長は「未曾有の震災を経て、さらに強い企業体を目指しこのほど、人材育成を柱としたグループの組織改革に着手した。今年はしっかり足元を固める1年になるだろう」と語る。
 関西で料理人として修行を積んだ水野社長が熊本の田崎市場で野菜商を創業し18年、2年後には20周年を迎える。「震災が発生し、熊本のライフラインを支える意味で食材の存在意義が大きくクローズアップされたと思う。今後もグループ一丸となり、青果物の生産から流通販売までの一貫体制を通じて、熊本の復興に微力ながら貢献していきたい」。水野社長は独自のビジョンを語る。

〒860-0068 熊本市西区上代2-124-1 TEL096(322)5520 FAX096(322)5523 http://www.mizuno-arigatou.com/

創業/1999(平成11)年 資本金/500万円 事業内容/青果物全般取扱い(生産・加工・納品・転送)【水野グループ】叶野商店、鰍りがとうファーム、泣~ウラコーポレーション グループ従業員/70人

※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。