�潟qューマン  
 工藤 正也  （くどうせいや）

プロフィール

合志市出身、1956（昭和31）年2月25日生まれ、61歳。熊本工業高校卒。「スピード」をモットーに社業に取り組む。「今年からはスピードをもって復興を応援して参ります」と決意を新たにしている

熊本の復興を人材力・技術力で応援

　半導体、半導体製造装置、精密機器、輸送機器など製造業を中心に技術力・人材力でサポートしているヒューマングループ。熊本地震の影響で本社機能を合志市からテクノリサーチパーク（益城町）に移転した。本店・合志工場では各種産業用装置の設計、製作、備え付け、立ち上げ、保守を一貫して行う体制を構築。和水工場では電子基板の製造や半導体のＥＳＤ検査などを行っている。
　人材サービス事業では昨年、求人ポータルサイト「ジョブリク」を開設。求職者が希望条件を指定して簡単に検索できる機能を備え、求人情報を毎日更新している。今後、請負・派遣に加え、正社員の職業紹介や外国人労働者の紹介に力を入れる方針だ。
　昨年４月からは地元企業の成長に不可欠なプロフェッショナル人材の確保を支援する熊本県プロフェッショナル人材戦略拠点の事業を受託。「プロベース」（ＪＴＢ熊本ビル６階）を開設して、県外のプロ人材と地場企業のマッチングに取り組み、成約事例も出てきている。
　「人材確保は企業経営の大きな課題になっている。その課題解決を通して、企業の復興や地域経済に貢献したい。また、“ものづくり”で培った技術を活かし、自社製品の開発も推進する」と工藤社長。すでにリハビリ用トレッドミルを製品化するなど、新事業への挑戦を続けている。