�鰍sＭプランニング  
 松尾 俊昭  （まつお　としあき）

プロフィール

熊本市出身、1961（昭和36）年7月7日生まれの55歳。熊本中央ライオンズクラブ会員、九州学院柔道部後援会副会長。趣味は柔道、ゴルフ。座右の銘は「やればできる、必ずできる、成功できる」

震災前よりも明るくきれいな街づくりを

　「ビル事業に携わる当社にとって、ビルを修復し、震災前よりも明るくきれいにすることが、熊本の復興と街の活性化のためにできる我々の役目だと思います」と昨年４月の熊本地震からこれまでを振り返る�鰍sＭプランニングの松尾俊昭社長。
　同社所有のビルでは致命的被害はなかったものの、一部破損や故障など多くの部分で修理が必要となった。「確かに地震直後は心が折れたかもしれません。しかし、いつまでも落ち込まず、考え方を前向きに切り替えてきました」と元気な笑顔で語る。その元気を行動力へと結びつけてきた同社、ビルの入居者や利用者の安全・安心を一番に考え、震災後いち早く修理に取り掛かり、ほとんどのビルで改修を完了させた。
　また、所有ビルや賑やかな繁華街を定期的に巡回するという松尾社長。昨年は、札幌市、那覇市、広島市と県外のビル取得も進み、現在合計で28棟を所有している。ビル稼働率は、全体で90％以上、県内では95％に達している。
　「良い場所で管理・整備が行き届いていないビルに出会うと残念に思い、ビルを生き返らせたいと感じます」と事業への熱意を話す。30棟のビル取得を当面の目標としているが、縁があればさらに取得していきたいという。
　また、同社が手掛ける広告代理業においても「今後さらに力を入れ、良いものを制作し、熊本を明るくしていきたい」と抱負を語る。