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Leaders 2017熊本のトップ群像

学校法人 熊本学園 熊本学園大学  
 目黒 純一 幸田 亮一  (めぐろ じゅんいち こうだ りょういち)

  理事長 学長
熊本地震で避難所として開放された14号館の高橋守雄記念ホールにて、目黒純一理事長(右)と幸田亮一学長(左)
熊本地震で避難所として開放された14号館の高橋守雄記念ホールにて、目黒純一理事長(右)と幸田亮一学長(左)
プロフィール
めぐろ じゅんいち
1940(昭和15)年11月23日生まれ、76歳。北海道出身。熊本商科大学(現・熊本学園大学)商学部商学科卒。63年熊本振興梶i現・熊本ホテルキャッスル)入社。67年熊本商科大学・熊本短期大学(現・熊本学園大学)事務局に入職。92年同総務部長、96年事務局長、2004年学校法人熊本学園常務理事などを歴任し、15年11月第9代理事長に就任

こうだ りょういち
1954(昭和29)年4月4日生まれ、62歳。熊本県美里町出身。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了-同博士後期課程退学、経済学博士(京都大学)。96年熊本学園大学着任。商学部長や大学院経営学研究科長などを経て、2014年8月第12代学長に就任
地域社会をリードし、新しい時代を拓く人材の育成を
 キャンパス内の復旧工事が進む熊本学園大学。昨年4月の熊本地震発災直後、バリアフリーの14号館を開放し、最大約760人の避難者を受け入れた。なかでも、学生・教職員がボランティアで昼夜対応に徹し、しょうがい者や高齢者といった災害弱者に寄り添い積極的に支援した避難所運営は「熊本学園モデル」として全国のメディアからも注目された。
 この行動力の根源の一つには「『師弟同行』、『自由闊達』、『全学一家』の建学の精神に基づき今も昔も変わらず、自主的に、創意工夫を発揮しながら目の前の課題に取り組んできた本学の学生らしさが根付いていることが考えられる」と目黒理事長と幸田学長は話す。
 現在、同大学では中期経営計画において「グローカル時代における地域中核人材の育成」と「九州屈指の私学の地位の復活」の2つを目標に掲げ、世界的(グローバルな)視野で考え、地域的(ローカルな)視点で行動できる人材育成に力を入れている。昨年からスタートした「地域中核人材育成プログラム」では、英語やICT、会計など幅広い分野でスキルを磨き、将来の地域社会をリードしていく高い能力を持った人材の輩出を目指している。「多くの若い皆さんが、未来に向かって大きな夢を描きながら”生きる力“を学び取ってくれることを期待したい」と理事長、学長ともに声を合わせる。
〒862-8680 熊本市中央区大江2丁目5番1号 TEL 096(364)5161 http://www.kumagaku.ac.jp/
〔学部・学科〕商学部/商学科、経営学科、ホスピタリティ・マネジメント学科、経済学部/経済学科(現代経済専攻、国際経済専攻、地域経済専攻)、リーガルエコノミクス学科、外国語学部/英米学科、東アジア学科、社会福祉学部第一部/社会福祉学科、福祉環境学科、子ども家庭福祉学科、ライフ・ウェルネス学科、社会福祉学部第二部/社会福祉学科 〔大学院〕商学研究科(修士・博士後期課程)、経済学研究科(修士・博士後期課程)、国際文化研究科(修士・博士後期課程)、社会福祉学研究科(修士・博士後期課程) 会計専門職研究科(専門職学位課程) 〔併設校〕熊本学園大学付属高等学校、熊本学園大学付属中学校、熊本学園大学付属敬愛幼稚園
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。