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ホテル日航熊本 くまもと新世紀  
 川ア 博  (かわさき ひろし)

  社長
プロフィール
福岡県八女市出身、1950(昭和25)年3月27日生まれの66歳。久留米大学附設高校ー九州大学農学部農政経済学科卒。75年熊本日日新聞社入社。96年編集委員、同年8月八代支社長兼編集部長、98年政経部長、2001年メディア開発局次長兼情報企画部長、04年販売局長、07年7月役員待遇販売局長、09年取締役販売局長、11年6月取締役販売担当、12年4月常務取締役販売・事業担当、熊日都市圏販売社長を経て、13年6月くまもと新世紀梶iホテル日航熊本)副社長、14年6月社長就任。趣味はグルメ 
「さすが日航熊本」と言われるホテルに
 熊本地震で被災、約1カ月間の休業を余儀なくされたが、「従業員が団結、復興に向けて機運が盛り上がった」と振り返る。その成果は9月以降、業績にも表れている。「9月.3月では予算を達成、通年で黒字化も見えてきた」と表情も明るい。
 特にレストラン部門は好成績を上げている。競争が激しい婚礼部門も「上向き。本年度200件を確保、新年度も好調です」と川 社長。出産後に挙式する“パパママ婚”、病院と提携して安心を提供、妊娠中に式を挙げる“マタニティ婚”など、多様化するニーズに柔軟な対応を見せる。
 震災の影響が大きい宴会部門は、小規模会合までフォローするきめ細やかな営業と、MICE関連の大規模会議などを睨んだ県外営業を同時進行させる。2019年のラグビーW杯、女子ハンドボール世界選手権などのビッグイベントにも備える。
 今年開業15周年でコンセプトは「ときめくホテル」。3月6日には記念企画で、札幌、金沢、熊本のホテル日航のシェフがコラボ、厳選した地域食材で自慢のディナーの饗宴を披露する。ミシュラン認定のシェフを招いた飲食部門のイベントや研修など、スタッフのブラッシュアップにも力を入れる。
 「さすが日航熊本と言われるホテルを目指したい」。熊本のホテル業界のフラッグシップとして、上質な時間と空間、そしてグルメ創造に力を注ぐ。
〒860-8536 熊本市中央区上通町2-1 TEL096(211)1111  http://www.nikko-kumamoto.co.jp
設立/2000年9月 商号/くまもと新世紀株式会社 開業/2002年5月31日 資本金/20億円 事業内容/ホテル業・飲食業・宴会及び結婚式場の運営・その他、利用施設として小規模物販施設の保有 売上高/40億円(2016年3月期) 役員/代表取締役会長田川憲生、代表取締役社長川 博、常務取締役熊井潤二、取締役安武伸一郎、永松宏章、中野省吾、柳瀬泰晴、常勤監査役井村秀夫 従業員数/278人(2017年1月)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。