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ピュア・サポートグループ  
 小山 敬子  (こやま けいこ)

  代表
カフェテリア風の「メディカルケアセンター ファイン」待合室で。東京からも医療関係者が視察に訪れる
カフェテリア風の「メディカルケアセンター ファイン」待合室で。東京からも医療関係者が視察に訪れる
プロフィール
1962(昭和37)年5月1日、熊本市出身、42歳。熊本高校―久留米大学医学部87年卒業。94年熊本大学医学部大学院卒業。90年医療法人社団大浦会旧熊本敬愛病院常勤勤務、94年(医)大浦会常務理事就任、99年熊本県老人保健施設協議会理事就任、2000年(医)大浦会理事長に就任。
心のケアを“小山スタイル”で
 この人がつくると、病院もこうなるのか…舌足らずで恐縮だが、新病院の印象はこんな感じなのだ。
 熊本敬愛病院は昨年11月、「メディカルケアセンター ファイン」として生まれ変わった。待合室はカフェテリア風。天井まで伸びたガラス窓越しに陽光が差し込む明るい空間に病院臭さは微塵もない。心地よい。病院にいることを忘れてしまいそうだ。
 「患者さんはお客様。病院はサービス業。行きたくないような病院ではダメ。建物には癒しを。そして、医師と患者は対等であるべき」が持論。亡父から引き継いだ病院をどうマネージメントするか?…10年間の試行錯誤の答が「ファイン」である。
 旧病院の診療内容を引き継ぎ高齢者中心の内科、リハビリテーション科でスタートしているが、「新しいスタイルでの心のケア」を打ち出したい考えだ。
 現代はストレス社会。「仕事や会社での人間関係に悩むサラリーマン、育児や教育、家族関係に悩む主婦、進学や学校での人間関係に揺れる生徒など、心のケアを求める人は想像以上に多い。重症になる前段階でのケアが社会的にも重要です」と、心療内科の開設を準備中だ。それは、母親、医療福祉グループ経営者の2役をこなし“高ストレス生活”を体験してきた1人の女性が皮膚感覚で認知した医療ニーズでもある。 
「メディカルケアセンター ファイン」の外観
「メディカルケアセンター ファイン」の外観
8620950 熊本市水前寺4丁目5244  TEL096(385)0500  http://www.ourakai.com http://www.himawari-clubnet.com

 

グループ法人・企業と事業内容/医療法人社団大浦会(メディカルケアセンター ファイン、介護老人保健施設「博寿園」、訪問看護・訪問介護ステーション)、社会福祉法人照敬会(ケアハウス「ゆいの家」)、汲ミまわりくらぶ(通所介護施設「おおうらさんち」、高齢者住宅「はっぴぃはうす」、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーション、ヘルパー養成事業)、NPO法人ここへおいでよ(保育、一時預かり、学童保育)、泣Pアベース(物販他、本部機能等)。037月、グループ名称を「ピュア・サポートグループ」に変更した。従業員数/260

 

※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。