�潟zームステージ  
 田邉 勝宣  （たなべ　かつのり）

プロフィール

1967（昭和42）年12月18日生まれの49歳。熊本市南区八幡出身。熊本工業高校金属科卒業後、光洋電器工業�鰍�経て、92（平成4）年�潟�ニカ（本社･福岡市）に入社。2002年熊本支社長、04年常務（熊本支社長兼務）に就任。10年9月に独立し�潟zームステージを設立、同年12月宮崎支店を開設した。趣味はゴルフ

完工物件全戸完売、高付加価値の商品開発に尽力

　昨年は、11月に「レクシア長嶺南ブライディア」（熊本市東区長嶺南７丁目、総戸数60戸）、12月には宮崎の都心部に「レクシアシティ宮崎中央レジデンス」（宮崎市江平中町、１０４戸）の新築工事を起工するなど、熊本・宮崎・鹿児島の３県で計５棟の分譲マンション建設に着手した。各物件とも発売以降好調な売れ行きを示しているようだ。　「教育機関の立地や買い物のしやすさ、交通アクセスの良さなど、周辺環境の見極めが肝要。総合的な利便性の高さがレクシアシリーズの最大の特長」と語る田邉勝宣社長。２０１０年の会社設立以来、完工した熊本市内６棟（３１９戸）、宮崎市内２棟（２０１戸）が全戸竣工前に完売するなど、独自のマーケティング力を遺憾なく発揮する。17年２月期決算で、前期比倍増となる45億円の売上を計上予定。その２年後には80億円台の売上を見込むなど、業績の伸長が著しい。
　15年７月に取得した鹿児島市城南町の用地（約３６００�u）に続き、今年２月１日には熊本市中央区南坪井町の国道３号沿いにある用地（約２１００�u）を取得するなど、収益物件の確保にも意欲的。財務体制の強化も視野に、次なる展開の布石を固める。
　マンション事業を核に、戸建て住宅販売から不動産の仲介・リフォームまで、住まいに関するワンストップソリューションカンパニーを標榜する同社。田邉社長は「“豊かな暮らし、夢実現”が当社のテーマ。より付加価値の高い商品開発に尽力したい」と熱っぽく語る。