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 福元 秀典  （ふくもと　ひでのり）

プロフィール

1958年12月27日生まれの58歳。鹿児島出身。鹿児島大学工学部卒。82年日本電信電話公社（現ＮＴＴ）、01年設備部担当部長、07年福岡支店副支店長、10年兵庫支店長、12年取締役設備本部サービスマネジメント部長、14年6月西日本システム建設株式会社入社取締役副社長、15年6月から代表取締役社長を務める。趣味はゴルフ、マージャン

新事業開拓で2020年までに売上高300億円目指す

　「新事業への取り組みが、チャレンジ精神旺盛な企業風土を育む」と、新事業開拓に意欲を見せる福元秀典�鰍rＹＳＫＥＮ社長。大手通信インフラ工事業者として高い実績を誇る同社では、地域の通信インフラ網整備とともに、新たな事業分野の開拓に取り組んでいる。福元社長は「首都圏での電気設備工事の受注に向けた諸施策を進めています。ホテルなど、建物の新設が活発で、今後更に成長が見込める」と首都圏での事業拡大に期待をにじませる。
　さらに同社ではＬＥＤ市場にメーカーとして参入。関連会社である九州電機工業と提携し、ＬＥＤ管の製造から取り付けまでの一貫体制を確立。「今日までの工事実績を生かし、当面は業務用ＬＥＤの製造販売に力を注ぎます。水銀灯の使用ができなくなる２０２０年を境に、代替製品としてのＬＥＤの需要は一気に膨らみ競合も激しくなることが予想されます。当社では、どのタイプにでも使用できる汎用性をセールスポイントに、競合他社との差別化を図りたい」。
　海外での営業展開も視野に置く同社では、近く売電制度が予定されるベトナムでのソーラーパネル事業への参入を狙う。一年前に現地にオフィスを開設し、現地スタッフとともに本格的な営業を展開中だ。同社では、新たな新事業開拓で、２０２０年までにグループ売上高３００億円を目指したいとしている。