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 丸本 文紀  (まるもと ふみのり)

  社長
輸入家具販売のアクタス(本社・東京)と提携して菊陽町津久礼にオープンした「アクタス・熊本店」で。隣接地にはアクタスの家具、インテリアと組み合わせて好みの家づくりを提案するアクタスラボ仕様のモデルハウスを同時オープンさせている
輸入家具販売のアクタス(本社・東京)と提携して菊陽町津久礼にオープンした「アクタス・熊本店」で。隣接地にはアクタスの家具、インテリアと組み合わせて好みの家づくりを提案するアクタスラボ仕様のモデルハウスを同時オープンさせている
プロフィール
熊本市出身。1955(昭和30)年5月8日生まれ62歳。済々黌高校―中央大学商学部卒。89年4月不動産業のシアーズコーポレーション設立。93年住宅建設への進出を機に「シアーズホーム」に社名変更。2002年10月共同出資で褐ァ民百貨店を設立し、くまもと阪神社長に就任。3期6年務め退任。公益財団法人オイスカ熊本県支部長、中央大学学員会(同窓会)熊本支部長などを務める。趣味は読書と仕事。座右の銘は「全力投球」
“賢明なる成長”を追求、熊本に元気!
 「熊本の住宅業界では震災復興需要による人手不足が顕著化しているが、人材の確保・育成は復興終了後も住宅業界の最大の課題になる」
 丸本社長が人材の確保を最重要視する背景には、同社の事業展開、成長スピードの速さがある。意欲的に進める福岡市場の開拓に復興需要も加わり、2017年4月期のグループ売上高は114億円と地場住宅業界初の百億円企業となった。新規事業では急拡大するインバウンド(訪日外国人旅行)需要を取り込む「レジデンシャルホテル」2棟の建設計画も博多駅周辺で進める。住宅では佐賀進出も準備中だ。
 来期は熊本県下520棟、福岡県下270棟の受注を見込む。「マーケティング、営業面に問題はないが、技能者の確保、作業効率の向上には工夫がいる」と、同社では建築申請図面の作製の一部をフィリピンに新設したCADセンターにシフト、建築現場では上棟を専門に担当するフィリピン人技能実習生による「上棟専門チーム」(2チーム12人)を9月から導入予定で、建築作業の効率化を図る。
 「企業経営には“賢明なる成長”が必要。成長の基礎は人材。人材を採用できる働き甲斐のある職場環境、夢の持てる会社づくりに全力を注ぐ」と丸本社長。賢明なる成長が地域に新たな雇用を生み、多くの若者が働く元気のある熊本をつくる。
〒862-0968 熊本市南区馬渡2丁目12-35 TEL096(370)0007 http://www.searshome.co.jp/
設立/平成元年1月17日 資本金/5.000万円 事業内容/注文住宅建設、リフォーム、不動産、環境事業 売上高/グループ114億円(2017年4月期) 役員/代表取締役社長 丸本文紀 従業員数/322人 展示場/TKU住宅展示場「住まいランド」、KAB「住まいるパーク」、熊日RKK住宅展、TKU八代住宅展示場、熊日八代住宅展、KKT荒尾総合展示場NEO、KBCマイホーム展久留米会場、hit久留米展示場、hit香椎浜展示場、KBCマイホーム展ふくおか中央会場、hit大野城展示場 グループ会社/潟Wャストホーム、潟Tンタ不動産、潟Vアーズエステート、潟Vアーズアセットビジネス
※この記事内容はくまもと経済3月号(2018年2月28日発行分)の掲載内容です。