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Leaders 2018熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、56歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年潟Gイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東営業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」
桜町再開発、テナントリーシング大詰めに
 鉄骨が組み上がり工事が急ピッチで進む桜町再開発。来年夏の完成を目指す。発売と同時に完売したマンションに続き、ホテル、シネコン、スーパーの入居先が決定した。今後はバンケットと、大型専門店及び150店ほどの専門店のテナントリーシング、「4月中には確定したい。初ものにはこだわらず実力のある店舗を揃えたい」と状況を説明する。開業後には売上200億円と1500人の新規雇用を創出する。 バス事業は復興後、需要は上がってきたが乗務員等の人手不足が課題だという。旅行事業はインバウンドの受け皿としての2次交通、宿泊などの連携で付加価値を高めていく戦略。阿蘇山ロープウェーの再開は検討中で、3月からは代替バスを運行している。リテール事業は「いきなりステーキ」を4店舗運営、「ZクロッカンシューZAKUZAKUイオンモール宮崎店」のシュークリームも好評で今後、エリア的な横展開を図っていく。さらに飲食の上流にある業態への進出も検討しており、縦展開による垂直統合も模索している。
 一方、熊本空港の民間委託へ向け、運営権獲得を目指している。同社は事務局を手がけ、地場企業や大手とのコンソーシアムを形成、6月の第一次入札に提案書を出す予定だ。国交省は来年3月頃までに優先交渉権者を決める計画で、運営権を巡る動きにも目を離せない。
〒860-080 4熊本市中央区辛島町5-1 TEL096(325)8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※九州産業交通ホールディングス鰍フ下、九州産交バス梶F旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク梶Fバスターミナル事業、九州産交リテール梶Fレストラン・売店事業等の8社が事業展開。資本金/10億6,500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高/222億円(2017年9月期グループ連結) 従業員数/1,726人(グループ全体
※この記事内容はくまもと経済3月号(2018年2月28日発行分)の掲載内容です。