大森産業��  
 大森 敏雄  （おおもり　としお）

プロフィール

熊本市田崎町出身、1960（昭和35）年7月6日生まれ、57歳、真和高校−熊本商科大学商学部卒。83年オリエンタル警備保障取締役、84年大森産業取締役、87年日本ビルサービス入社、89年大森産業入社、91年オメックス取締役、92年大森産業（水俣）取締役、97年代表取締役専務を経て02年7月社長に就任

業務体制や雇用環境の整備を促進し、新たな目標にチャレンジ

　ビル総合管理業の大森産業では昨年10月に熊本県の「ブライト企業」の認定、12月には熊本県の「よかボス企業」の認定を受け、また11月には全国健康保険協会熊本支部の「ヘルスター健康宣言」を行い健康経営に取り組むなど、雇用環境の整備に力を注いでいる。大森社長は「これらの認定を受けることで、地場企業として当社の全体像について、地域からの客観的な評価を受けたいと考えています。この評価が将来にわたり、お客様からの信頼の向上につながれば」と雇用環境整備の目的を話す。　これまで同社では業務体制・内容の整備を推進してきた。ＩＳＯやＯＨＳＡＳなどの認証取得、またＥＡ手法を取り入れた全社の基幹業務の統合管理システム構築など、マネジメント強化を推進し、統合マネジメントシステムを構築。さらにＩＳＭＳ（情報セキュリティマネジメントシステム）の国際規格ＩＳＯ２７００１（ＪＩＳＱ２７００１）の認証を取得し、「５Ｓ活動」も導入した。「ある程度、お客様の信頼をいただける体制が整った」と自信を見せる大森社長は、プライバシーマークの取得にも取り組む予定だ。
　今年創業70周年を迎える同社では「ステップアップ70」を掲げ、次代を見据えた新業務の構築を進めている。「これまで蓄積したノウハウをベースに新たな事業にもチャレンジしたい」と意欲を見せる大森社長は、新事業として熊本市南部での開発事業にも着手する。