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潟lイチャー生活倶楽部  
 冨田 祐次郎  (とみた ゆうじろう)

  社長
前列右から2人目が冨田社長、3人目が垂見理事長
前列右から2人目が冨田社長、3人目が垂見理事長
プロフィール
熊本市出身。1957年12月7日生まれ。大卒。ハウスメーカーから、2007年ネイチ
ャー生活倶楽部監査役を経て、2015年代表取締役に就任。趣味は釣り
主体的な会員プロジェクトを始動
 「悩む生活者自身が意識を変え、専
門・開発者を動かさなければ、本当に
必要なモノは生まれない。使ってきた
モノの課題、不安・疑問もたくさん
―」。同じ意識の生活者たちが集ま
り、髪や肌、紫外線、手荒れ等の悩み
に、築き上げたトップレベルの専門家
ネットワークを活かしながら解決
し、必要な商品まで創ってきた。
 ところが近年、異常気象、アトピ
ー・アレルギーの増加、高齢化で皮脂
低下…子供も高齢者もヒドイ乾燥の
悩みが急増。この事態に、もっとどう
にかしよう―と自ら手を挙げた会員
の方が活動を引っ張る会員プロジェ
クト〞がスタート。その成果から生ま
れたのが、昨年
11
月商品化の保湿性の
高い「サクラン入浴料」だ。
 「入浴料が、嗜好品と思っていたら
大間違い!」 「風呂上がりが一番乾燥
するんだよ。入浴料が必需品の時代
になった」と皮膚科医からの情報がき
っかけとなり、開発した独自の試作品
が出来る度に、会員メンバーがそれぞ
れの生活環境下で実証・試験を行っ
た。介護の清拭など新たな用途の情
報も寄せられ、生活者ならではの力
を発揮。今後に繋がる新たな活動への
広がりを見せた。
 次々と取り組むべき課題がある中、
毛染め剤は特に難題。会員プロジェク
トも盛り上がり、生活者・研究開発者
の総力戦で、本格的に開発が加速し
そうだ。
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。