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褐F本ホテルキャッスル  
 斉藤 隆士  (さいとう たかし)

  社長
プロフィール
大分県竹田市出身。1942(昭和17)年8月29日生まれの76歳。四川料理の第
一人者・故陳建民氏に師事。建民氏が我が子・陳建一(料理の鉄人)を託した愛
弟子の一人である。75年、33歳で熊本ホテルキャッスル「桃花源」の中国料理
長となり、以来、本格四川料理の真髄は全国の中国料理業界に大きな影響を
与えている。「自由民主党総裁賞」「日本食生活文化賞」「陳建民アカデミー賞」
「現代の名工」「黄綬褒章」、「旭日双光章」など数多くの表彰を受けている
改元と開業60周年を軸に新プラン
 JRDSキャンペーン、桜町再開発ビル完成、二つの国際スポーツ、熊本城本丸開城、熊本城ホール開場など
今年は熊本市のコンベンションのビックイヤー。「現時点では問合せはあるが、まだ予約のボリュームまでは見通せない」とこの大好機には期待しつつも慎重かつ柔軟に対応していく。ただ、改元については、「当ホテルは昭和天皇をお迎えするため地元経済界が力を合せ造ったホテル。慶事の催しは積極的に受けていきたい。さらに
10月16日には開業60年目へ入る。記念イベントを年間を通じ実施していく」と改元と開業60周年に関しては独自のプランを展開する。
 一般宴会が復興支援特需の反動がややあるものの、飲食は「桃花源」を筆頭に好調に推移。宿泊は震災で落
ち込んだインバウンドが徐々に回復しており、ネット予約の新プランを提供するなど受け入れ体制の強化を図
る。婚礼は震災以降2年間ダウンしたが昨年から増勢基調へ。桜町再開発やJR熊本駅ビルでもバンケットの新規開業が予定され競争環境もさらに厳しさを増すが、「親子3代にわたる伝統と格式のホテルウエディングへ
の支持も根強い」と住み分けも明確になっているという。「来期からは経営陣の若返りを図り、生き残りを掛けた新機軸を打ち出していきたい」と新たなステージに挑む。
〒860-8565 熊本市中央区城東町4-2 TEL 096(326)3311 https:www.hotel-castle.co.jp 設立/1960(昭和35)年4月20日 開業/1960(昭和35)年10月16日 資本金/9億6,000万円 事業内容/ホテル業、政府登録ホテル 売上高
/36億円 従業員数/250人 役員/代表取締役社長 斉藤隆士、専務取締役総支配人 横山雄治、常務取締役管理本部長 岩田憲二、取締役/與縄董、上
野景昭、吉村浩平、長野和男、出田敬雄、古荘貴敏、本松賢、藤井章生、久我彰登、上野淳、内山秀成、副総支配人 西村浩二、総料理長 松田祐一、副総支
配人 角田𠮷顕、常任監査役 安楽純一、監査役 甲斐髞氏A川波弘(以上在熊役員)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。