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西日本電信電話  
 前 田  仁  (まえだ ひとし)

  理事熊本支店長
プロフィール
三重県津市出身、1969(昭和44)年2月生れの50歳。同志社大学商学部卒。92年4月日本電信電話鞄社、2006年7月西日本電信電話椛蜊緕x店企画部担当課長、08年7月経営企画部担当課長、10年7月福井支店営業部長、13年7月ビジネス営業本部オフィス営業部担当部長、同10月ビジネス営業本部スマートビジネス推進部担当部長。17年6月から現職。趣味は、テニス、トランペット演奏など
ICT(情報通信技術)で熊本の創造的復興に貢献
 昨年6月に熊本県、熊本市、県内外の企業と連携してIoT(モノのインターネット)やAIなどのICTを活用した取り組みについて機器展示を行う発信拠点「IoTスクウェアくまもと」を桜町ビル1階にオープン。「全国的なセミナーやハッカソンなどの開催で月間来場者数が1千人程度にまで増えており、熊本のIoTを発信する場として徐々に役割が果たせている」と話す前田仁支店長。IoT技術者の人材育成やビジネスマッチング、学生・県民への普及・啓発などに活用している。
 NTT西日本が県、熊本市と進める「スマート光タウン熊本」プロジェクトは、第3期目に入り、創造的復興、国際スポーツ大会の推進、地域社会の活性化などをテーマに掲げて取り組んでいる。社会基盤の強靭化に向けて「路面モニタリング」「水道とガスの視える化共同実証」を実施。南阿蘇村では子育て世代向けに児童の登下校を見守る実証実験を始めている。ラグビーやハンドボール等の国際大会に向けた「スマートスタジアム」のトライアルをはじめ、女子ハンドボール世界大会の機運醸成の施策として『eトレカラリー』を実施。さらに最新の技術を用いた高臨場VR(仮想現実)実証実験も検討している。第1次産業分野活性化では、農・水産業のスマート化の取り組みに加えて鳥獣被害対策のトライアルを開始した。
 前田支店長は「より良い熊本づくりを目指して、最新のICTで熊本の創造的復興に貢献していきたい」と話す。
〒860-8519 熊本市中央区桜町3番1号 TEL096(321)3250 https://www.ntt-west.co.jp/kumamoto/
設立/1999年7月 資本金/3,120億円(西日本電信電話梶j 事業内容/県内通信に係る電話・専用・総合デジタル通信などの電気通信サービス
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。