Leaders 2019熊本のトップ群像

ヤマックス  
 茂森 拓  (しげもり たく)

  社長
プロフィール
東京都出身、1964(昭和39年)12月9日生れの54歳。日本大学農獣
医学部卒。95年4月潟с}ックス入社、99年4月営業本部長兼住宅部
長、6月取締役就任。2000年6月常務取締役、03年4月代表取締役専
務、管理本部長兼経理部長兼プレコン製品事業部長。14年4月同社代
表取締役社長及び鞄喧kヤマックス代表取締役社長就任。趣味はゴルフ
「競争と協調」、適正価格での市況改善を
東京五輪関連で受注した選手村の
共同住宅(4000戸)の床材の工事
はほぼ終了し、部材工事を受注した
バレーボール会場となる有明アリー
ナが今年度中完成へ向け急ピッチで
建設が進んでいる。「オリンピック特
需は期待したほどではなかったが、そ
の後の老朽化したビルの建て替え、イ
ンバウンド向けのホテル建設、マンシ
ョン開発などの需要が大きい」と首都
圏では今後5、6年は期待ができそ
うだ。東北地区では集中復興期間の
主要工事は完了したが、三陸湾岸部
の防潮堤の工事が4月からスタート。
「2、3年が工事受注を期待できるが、
その後の営業基盤の安定化が課題」
とエリア内で同業者とのアライアン
スも模索している。
 熊本の復旧・復興では、益城町の道
路拡幅工事が本格化、阿蘇の道路、橋
梁の残工事も継続している。一方、沖
縄では防衛関連施設の建設が進めら
れており、同社では関係者家族の住
宅2000戸の床材を受注している。
 住宅部門は、KABとアンビー展
示場にモデルハウスを出展、認知度も
アップしており販売実績を着実に伸
ばしている。今後は中規模の宅地開
発を積極的に展開するという。
 今期のスローガンは「競争と協
調」。適正な価格による市況改善を目
指し業界が協調し高い収益性を保て
るような展開を実践していく。
〒862-8633 熊本市中央区水前寺3-9-5 TEL096(381)6411 http://www.yamax.co.jp 設立・創業/1963(昭和38)年10月 資本金/17億5,204万円 事業内容/土木用・建築用コンクリート二次製品の製造及び販売。マンション・木造住
宅・店舗等の施行販売 売上高/152億9500万円(2018年3月期・連結) 従業員数/579人 出先/(支店)東京、福岡、沖縄 (営業所)熊本、熊本南、熊
本北、人吉、福岡、福岡南、佐賀、大分 (工場)松橋、小川、人吉、長洲、瀬高、佐世保、島原、埼玉、一関
※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。