ユーミーコーポレーション��  
 弓場 昭大  （ゆみば　あきひろ）

プロフィール

1971年2月10日生まれの４８歳。鹿児島市出身、都城高専3年修了。91年4月弓場建設(株)に入社し、主任、係長から専務に至るまで各役職を歴任。賃貸マンション事業のノウハウやＦＣ加盟社への経営支援などの経験を生かし、2000年4月にユーミーマンショングループのシンクタンク・(株)ユーミー未来研究所（当時）を設立以来、ブランド価値を高める活動にも注力する。会社創立50周年を機に、12年4月弓場建設(株)の代表取締役に就任し、17年11月ユーミーコーポレーション(株)に社名変更した。趣味はゴルフとダーツ、カートレース

「改革」テーマに組織の体質・基盤強化へ

賃貸の「ユーミーマンション」を建設するユーミーコーポレーション(株)。建物の安全性を重視し、入居者に安心感を創出する強固なＲＣ造にこだわってきた。１９８６年にＦＣ事業を開始して以降、47都道府県すべてに施工実績を築き、物件数は全国６６００棟・８万１千世帯（２０１８年３月現在）に。賃貸マンション建築ＦＣの建築戸数（ＲＣ造）で日本一（18年３月東京商工リサーチ調べ）を更新するも、「一人でも多くの人にユーミーマンションの良さを知ってもらいたい」と気負いはない。 
賃貸住宅業界では、法令違反が疑われる施工不良問題など不祥事が多く起きている。「世間の目が厳しくなっている今だからこそ、私たちの仕事に対する姿勢がより評価されるはず。高品質な商品性や建物の規格化による低家賃の実現など、その優位性を前面に打ち出していかねばならない」と気を引き締める。「本物が求められる時。そこに私たちの活路がある」。これまで築いてきた実績に驕（おご）ることなく、不変の真摯な姿勢を貫く。
12年４月社長に就任。一昨年暮れにグループ４社を合併するなど組織を改編し、体制を再構築した。「昨年は、基本に立ち返る原点回帰の１年だった。業績が順調に伸びているがゆえに見えなかった部分を見直す。テーマは改革」と弓場社長。「人材のレベルアップや社内の仕組みづくりなど組織の体質・基盤強化を第一に取り組み、ブランド力をさらに高めたい」。この考えをベースに、ＲＣ住宅や保険事業、エナジー事業の増強も図る考えだ