Leaders 2019熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 米澤 房朝  (よねざわ ふさとも)

  社長
プロフィール
合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、75歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は「冬来たりなば、春遠からじ」。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある
眼鏡は医療機器、地域密着で業界と地域を元気に
 「眼鏡は医療機器、これからも眼鏡、補聴器など視聴覚の専門店として、小さく、狭く、濃く、深くをモットーに地域密着で安心を提供し続けたい」と話す米澤房朝社長。
 同社は日本の眼鏡フレームの名産地として知られる福井県鯖江市の高品質な眼鏡を専門に取り扱う「さばえめがね館」を九州で運営。現在、鹿児島、長ア、宮崎、福岡天神地下街の4店舗を展開している。今後も九州各県に1店舗ずつオープンしていく計画だ。安価な眼鏡が増える一方、高価でも鯖江の歴史と技術が生きる眼鏡は評価され、好調に伸びている。また、県外の後継者不在や業績不振などを理由に閉店を余儀なくされた他のメガネ店を引き継ぎ、再構築し軌道に乗せることで眼鏡業界全体の活性化にも貢献している。
 さらに、米澤社長の情熱は、故郷・合志市における大規模商業施設「アンビー熊本」の開発事業にも注がれている。熊本地震の影響で困難に直面していた同開発事業を何とか支援したいという思いから参画。昨年11月には物産館「志来菜彩(しきさいさい)」や専門店が先行オープン。今年春にはスーパーニシムタがオープンを予定しており、今後、温泉施設や各種専門店のオープンが予定されている。米澤社長の大きな挑戦が地域の活性化を生み、人が集まりにぎわう合志市の元気な未来につながっていく。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38 TEL096-381-6606 http://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器、光学機器、その他関連
商品等の販売 売上高/123億円 従業員数/929人 店舗数/184店舗(九州各県・山口県) 関連会社/ドウ.ヨネザワなど

※この記事内容はくまもと経済3月号(2019年2月28日発行分)の掲載内容です。